見出し画像

バスキア展

大好きなバスキアの日本で行われる最初の大規模展に行って来ました。バスキアは日本の文化にも影響を受け、折り紙の作品やアニメでは「太陽の使者 鉄人28号」を描いて日本のマンガ文化の重要性にも言及しているとのこと。
自分は「文字」が好きであちらこちらの看板とかフォントを日々撮影保存しているのですが、バスキアのドローイングの手書きの記号や文字は自分にとって見ているだけで本当にワクワクします。
日本で初めて紹介したのは雑誌ブルータスで写真家都築響一氏。
この図録を熟読すると彼が熱愛したジャズにも言及されていて、とくに1940年代のビ・バップに影響を受けレコードジャケットのための”ビートバップ”等のモノクローム作品もとても好き。
彼は最後ドラッグのヘロイン中毒でヘロイン過剰摂取で亡くなられているが、自分は薬物中毒は授業を受け持つ専門家でもありますが、作品を見ながら、ヘロインはアヘン系麻薬でその中でもモルヒネと違い構造式的に脂溶性肝代謝であり血液脳関門を容易に通過するため幻覚や妄想、依存性が強い薬物なのを考えながら観賞しコチラもとても興味深いです。
バスキアは自分にとってはやはりとても心動かされる存在なのを確認できて楽しかったです(^。^)
バスキアの最後の作品「死に神に乗って行く」
は薬物のパッケージを咥えている骸骨に乗るバスキア自身を描いているんですね。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?