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TS-520レストア(7) ワイヤラッピング 失われた技術?


 市販の無線機というのは、当たり前ですが部品がぎっちり詰まっています。このころの無線機はそれでもましな方だと思います。特に520はワイヤラッピングという方法で各基板の配線が行われています。
写真の真ん中のピンに線がぐるぐる巻きついているのがわかりますか?

Wikipedia曰く

「上手に加工されたワイヤラッピングは、端子のエッジに銅線が食い込むことにより、きわめて安定した接触・導通を保つ。配線修正の為にほどくことも容易である。はんだ付けと異なり、個人の技倆に依存せず、専用工具によって必ず一定以上の品質の作業が行われる、という利点もある」と。

「ワイヤラッピングはベル研究所で開発され、彼らの電話交換機の内部配線に用いられた。続いて、コンピュータの配線にも多用された。アポロ誘導コンピュータにも採用された。」

なるほど。

「しかしながら、近年の部品実装の高密度化や、回路動作の高速化に伴い、活躍の場面が少なくなって来ている。」

そういうわけね。
「専用工具を使って外す?」こういうことのようです。

動画の道具がこれなのね

面白そう!
でも結構な値段です。
しかも家庭科の「玉止め」みたいで、なんとなくいやな思いでしかないんだよね。

ネットを見ると、基板の部品を交換するという場合は、ワイヤラッピングの配線をつけたままやってるみたい。

配線つけたまま頑張ってみて、やれるだけそれでやって、だめなら挑戦してみるか。

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