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人生の責任を引き受けてもらうためには言葉が必要だ。

こんにちは。とある先輩に「お前、経営企画のような仕事もしているなあ」と褒められたのかなんなのか分からない言葉をいただきました。それでもやっぱり、自分への、自分だけへの言葉をいただけるのは本当に嬉しいものです。


恐れと不安。

新入社員の皆さんと面談する機会がありました。入社してちょうど三週間。仲間とも徐々に慣れていって、研修もかなり楽しくなってきた頃だと思います。自信と強い気持ち、そして恐れと不安を伺うことができ、自分自身としてもなんだかモチベーションというかテンションが上がった気がします。

7つの習慣の「はじめに」にもそんな恐れと不安について書かれている。冒頭に存在しているため物凄くインパクトがありますね。

昨今、多くの人は何がしかの恐れにとらわれている。将来を恐れ、職場での自分の弱さを恐れ、職を失い家族を養えなくなるのではないかと恐れている。このように気弱になっていると、安定した生活を望み、職場や家庭でお互いにもたれ合う共依存関係になりがちだ。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
はじめに より引用

誰しも恐れと不安を感じながら人生を歩んでいる(と書いている自分自身もそうだ)。だからこそ共依存関係から相互依存関係へと能力を移動していかなければならないと思ってはいるもののそれがなかなか難しい。しかしながら相互依存状態になる前提条件として個の力が重要であると思っています。

個の力については以下の駄文をぜひ。

文章や言葉という価値。

翻って自分の新入社員時代はどうだったろうかと思い返す。・・・はっきり言ってクソガキだったなということだけが蘇ってくる。触れるもの皆傷つけるというか、尖っているのではなくただのたわけ者に見えていたのではないでしょうか。35年経ってようやく大人の階段を登り始めた気がします(笑)

そんな若干老害のような個人的な思い出話も少々交えながら面談しました。7つの習慣やレゴ®シリアスプレイ®についてもそうだし、このnoteや社内SNSもだけれど、文章や言葉という価値で仲間に行動を促すのが自分の役目、もっと格好よく言うと使命なのではないかと思うようにしています。

昔のブログを引用するの増えてきたが結構良いこと言っていたりする(笑)

使命は。

7つの習慣を心のバイブルとしたきっかけも、もしかしたらスティーブン・R・コヴィー博士の使命に共感したからというと綺麗すぎるでしょうか。使命については7つの習慣でもしばしば登場します。そのなかでも「私たちは人生における使命をつくるのではなく見出すのである」は素敵な言葉です。

さらに続きます。「すべての人が、人生における独自の類い稀な力と使命を持っている」とも書かれています。これらはもれなくヴィクトール・フランクルによる言葉ですが、使命は既に自分の内側に存在しており、その使命をどうやって見つけ、正しく認識し、そして活かすのかが重要なのでしょうね。

この章ではもうひとつヴィクトール・フランクルによる意味深い一文も描かれているのです。

すべての人は人生に問われている。自分の人生に答えることで答えを見出し、人生の責任を引き受けることで責任を果たすことしかできない。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
個人のミッション・ステートメントを記し活用する より引用

どうやって見つけ、正しく認識し、そして活かすのか。

恐れと不安を振り切るにはまず自分の責任を自分のものとして認識することから始める。これまで30年以上仕事をしてきて、また、その半分以上の期間を7つの習慣と過ごしてきた身として、それだけは絶対に間違いないと言えますね。そんな責任の種を新入社員研修では伝える必要があると思うのです。

どうやって見つけ、正しく認識し、そして活かすのか。レゴ®シリアスプレイ®は存在しているからこそなにかを見出し自分事として受け止められる。また、言葉たちが生まれるために多くの本を読んでいるのだと思えば、珠玉の言葉への愛着も湧いてくるものですね。自分の能力を存分に活かさねば。

最後に。

人を変えることはできない。常々そう言い続けています。ですが、言葉は人を動かし、言葉は人を信じさせるに充分な要素を持っています。これからも自分だけの言葉を生み出し続けたいと思っています。

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