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「先発完投」だとしても「デリゲーション」は必要だ。

こんにちは。最近、朝の習慣としてChatGPTに壁打ちしています。思いついたこと、イラッとしたことなどを投げて、返ってきた言葉にまた質問して、改めての返信に更に追い打ちをかけます。なぜなぜ分析じゃあないですが、ストローク勝負ですね。


相棒。

エンゲージメント向上活動を行なっていてよく思うのは、「自分の言葉にはまだまだ重みがないなあ」ってこと。関西弁も相まってか、重厚さのかけらが欠如している。そう思うともっと野太い声になるとか、7オクターブの音域で話せるようになるとか、もっと個性を持たないといけないなと感じます。

いつも声よりも文章のほうに手が伸びてしまいます。そういう意味で「Hey Siri」とか「アレクサ」よりもChatGPTにさり気なく「◯◯って一体なに?140文字くらいで教えて」と聴くほうが性に合っています。なので生成AIには非常にお世話になっていますし、相棒としてひたすら一緒に学んでいます。

要約できない病。

先日、15万字ほどの小説を書いたとこちらでもいいましたけど、意外とボキャブラリーはあるほうだと自負しています。問題はこの文字数でもわかるとおり「要約できない人」といえるかもしれません。色々とこねくり回した結果ゴールから遠ざかってしまうどこぞのパスサッカーのようなものですね。

生成AIで重宝するのはこの「要約」。もちろん間違うこともあるけれど、念仏を唱えているかのようなニュース記事やブログを丸投げして「一体なにがいいたいのか」を明確にしてもらうのには本当に助けられています。情報量に埋もれそうな現代で、自分のために汗もかかずに働いてくれるのですから。

丸投げとデリゲーション。

話は変わりますが、一昔前「丸投げ」男が世の中にはびこっていましたね。「なんかいい感じに仕上げといて」とか言う人。このVUCAの時代に生息できているのかなと最近特に心配になります。そういう方々こそこの生成AIがもっとも素晴らしいパートナーになってくれそうな気がしますよね。

よく「先発完投」がよくない事例で挙げられると思いますが、たぶんそうではなく、仮に「先発完投」したとしても、自分ひとりの力で勝つのではなくて、仲間とともにこの試合を勝ちきると思えることが、この「デリゲーション」の一番言いたいところなんじゃないかな、と思ったりしますね。

最高の共存。

デリゲーションには相互理解が重要で、「望む成果」「ガイドライン」「リソース」「アカウンタビリティ」そして「評価の結果」を明確にしていかねばならないと7つの習慣には書かれています。そしてここでは「使い走りのデリゲーション」の話もでてきて、書籍的にはとてもおもしろい場面なんですよ。

だからこそ生成AIは部下でもメンバーでもなく「相棒」なんですね。自分の指示と生成AIの受け止めが対等な立場で成立していくからこそ、素晴らしいフィードバックが返ってくる。7つの習慣を改めて読んでみて、AIを使うのもAIに使われるのも止めて、最高の共存ができるよう努力したいと思います。

最後に。

「共存」という言葉が出るたびに(サッカーの話で恐縮ですが)名波浩さんと中村俊輔さんのいわゆる「10番の共存」を思い出してしまう。結局、2002年日韓ワールドカップではふたりとも出場できず、この10番が中山雅史さんに渡るのだけど。

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