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一生働く心づもりで朝礼をつくったら

2年目の中原です。普段は社長室で業務を行なっています。また、新卒が行うことになっている業務もまだいくつか関わっています。今回は、その中の一つの朝礼について、僕の関わり方をお伝えできればと思います。

GCStoryでは、全社で行う朝礼は、新卒がかわりばんこで担当してきました。それでも、僕が朝礼を行う一番の理由は、単純に朝礼を極めてみたいと思ったからです。「今日のGCStoryや社会にとって、最もポジティブに働く朝礼」を速く正確に考えられるようになっていきたいと思っています。

そんな朝礼に対して想いの強い僕が、コロナ禍において実践したことを3つ書いてみたいと思っています。朝礼担当の方の参考になれば幸いです。

【朝礼の工夫①】医療従事者への感謝の拍手


医療従事者への感謝の拍手を毎日行ったことがあります。
他にも、社員の関係者にコロナに関わる医療従事者がいたので
その方に向けての感謝の拍手をした動画を届けたり
リモートの環境になんとか適応をしようとする自分たちに
称賛と感謝の拍手を行ったりもしました。

感謝をすることでエネルギーのようなものが溢れてくるのですね。
温かい気持ちや身の引き締まる気持ちになって一日を迎えられた朝礼でした。

【朝礼の工夫②】一人ひとりの表情から感情を読み取る


ZOOMで朝礼を行うと、一人ひとりの表情が見えやすいのですね。
一人ひとりの表情をよく見て、元気のなさそうな人がいないか見ていました。
例えば、口元が画面から隠れるように自分の顔をうつし始めた人に
それとなく気持ちの部分について話を聞いたり、その人と近い関係者に僕の不安を伝えたりしました。

少し話は変わりますが、仕事上でのストレスの原因のランキングを見ると、

1位「仕事量が多すぎる」
2位「コミュニケーションが足りていない」
3位「上司が威圧的で細かいことまで指示を出す」


という結果になっています。上司と相性が合わなくなることってありますよね。その時に、上司以外の人に相談して解決の糸口を見つけられた経験はありませんか?
リモートになると、仕事で関係する人以外の人に対してのノータイムでの助け合い・気に掛け合いが特に難しくなります。朝礼という原則、全員参加の場は、助け合い・気に掛け合いをする動機の生まれやすい場所なのです。
この朝礼を行っている時、僕は助けもしましたが、その助けた人から助けられる経験もしまして、「お互い様」の感覚を持ちながら、全社にかかわることができました。

【朝礼の工夫③】先輩社員に朝礼を担当してもらう


朝礼担当者が遅れて朝礼に参加した時があったのですが、その時に役員の方が朝礼をやってくださいました。その朝礼でパッと場全体が明るくなった気がしたので、それから何人かの先輩社員に、「朝礼をやってみてもらえませんか?」と頼んだことがあります。

コロナ禍で会社が不安定になっている時期に、全社にエネルギーを届けられるような言葉を、会社に入って数ヶ月の新卒、或いは、1年目の僕が生み出せるものなのか疑問に思っていました。こんな事態の時は、会社のことがよくわかっている先輩社員の言葉が必要だと思ったのです。
先輩の言葉を聞くと、自分が、どういう世界をみて、どういうスタンスで、朝礼に向き合えばいいのか、目指す方向が変わりました。

朝礼だけをやっていては、日本一の朝礼担当者になれぬ


世界が大きく変わり、それに伴って適切な組織の形も変化が求められるようになってきています。どのような変化が適切なのかは、まだどの組織も試行錯誤の段階なのでしょうが、他の組織が確からしい道筋を照らしてくれるまで待てるわけでもないと思います。ですから、今の内は、自社の中での解を少しずつ見出していくしかないのだと考えています。
GCStoryでは「テンタティブ」という言葉が流行っています。「試験的な」というような意味なのですが、会社としては、気軽に挑戦することに前向きな文化がより強くなっている気がしています。その空気感のおかげで、僕は色々な挑戦を行うことができています。
僕の朝礼でのこれまでの取り組みが、良かったのか、悪かったのか、それは後でわかることだと思いますが、ただ、何かしら貢献をしたいという想いで挑戦をし続けたことで、少し活気は生まれたことは間違いないだろうと感じています。

毎日、というわけではありませんが、朝礼と真剣に向き合い続けています。「より良い朝礼とは?」を考え抜くと、会社の歴史や社会情勢、個々人の現在の心境など、朝礼とは一見関係なさそうなことまで考えなくてはいけなくなってきます。まるで社長になったような心地ですね。笑

先日、同期が社員ブログでこんな言葉を紹介していました。

「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」

これは実業家・政治家であり、阪急東宝グループの創始者であもある小林一三の言葉です。フラットな組織においては、この言葉は次のようにも言い換えられるのでは?と思いました。

「下足番だけをやっていては、日本一の下足番にはなれぬ」。

ぼくは日本一になるつもりはありませんが(笑)、ただ世界に誇れる一つのモデルにはなるような朝礼を自分のペースでゆっくりと考えていけたらと思います。

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