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悩みながらもこれから進む道を決めた1年間

なかなか自分の思考を言葉にする時間がとれないなかで、年末くらいは2019年にどんなことを考えていたのかを自分の為にも残しておくために言葉にしてみようと思います。

2019年は悩みながらもこれから進む道を決めた1年間でした。僕は大学を卒業後、東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 生物統計情報学コースに進学することにしました。生物統計家として医師と協力しながら臨床研究を行っていくために必要なことを座学や実習を通じて学ぶことができる大学院です。

生物統計家を知ったのは大学2年生の後期に学部進学が決まったあとでした。多くの人にとっては馴染みのない言葉だと思いますし、それほど多くの注目が集まっている職業でもないと思います。表舞台で活躍することは少ないかもしれませんが、現代の医療を支える上で外せない職業であり自分も生物統計家として働いてみたいと思い、生物統計家を志しました。

大学4年生を目前とした頃に、この決断をしました。大学院に進むことと就職することをを天秤にかけ、大学院に進むことにしました。ただ正直、どちらの道を選んでも構わないと思っていました。大学院に進学したい理由はもちろんあります。それでも就職したら不幸せになるとは全く思えず、どちらの選択肢にもワクワクしていました。どれだけ考えても優劣をつけることはできませんでした。

これだけ考えても答えがでないのであれば決めるしかないと思い、進学を選びました。ただ、「本当に生物統計家になるために大学院に進学することが正解なのだろうか」と問いかけてしまうことがありました。特にもう大学を卒業して働いている人たちから話を聞くと、周りの人は社会貢献をしてお金をもらっているなかで、これから2年間も学費を払って学んでいてもいいのだろうかと悩みました。

あれだけ考えて決めたのだから、今になって悩むことはやめようと思うようになりました。僕にとっては、きっと大学院に行くことも就職することもどちらも正解です。その上で生物統計家への道を進む覚悟を持とうと思いました。この覚悟をするために1ヶ月近くかかりました。もしかしたらまた悩むことがあるかもしれませんが、暫くは後ろを振り向かずに前だけを向いて進んでいければと思っています。

これから先、生物統計家を目指すことを主軸に置きつつも自分の幅を広げる活動もしていこうと思っています。最近では大学院や大学病院というアカデミア寄りの進路に進むからこそ、今のうちにビジネスでの経験を積もうと新たなインターンをはじめました。MICINという医療データを扱うベンチャー企業でリサーチや資料作成をしています。新規プロジェクトの立ち上げに関われることもあり、今まで経験してこなかったことに挑戦できています。

アカデミアとビジネスの垣根を超えていけるような人になりたいと思い、大学での勉強もインターンも手を抜かずに頑張っています。生物統計はもちろん、医学の勉強も、プログラミングも、インターンもしたいことはたくさんあります。

2018年は立ち止まり自分と向き合い進路のことを考えた年でした。そして2019年は悩みながらも進む道を決めました。

悩みながらも進む道を決められたのは、もし仮に選んだ道でどんなことがあってもいざという時には立ち止まり引き返せると思えているからです。大学への入学時にはこんなこと思えていませんでした。それでも入学後に出会った人たちに、自分の気持ちに素直になり立ち止まる強さを学びました。

いつだって歩みは止められると思えているからこそ、2020年は前を向いて一歩ずつ歩みを進める年にできればと思っています。

最後になりますが、2019年お世話になった皆さま本当にありがとうございました。2020年もよろしくお願いします。


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