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本当の健康

6月2日金曜日、その日は朝からソワソワしていた。
いつもの電車で出勤して仕事が始まる。
職場にあるテレビから流れるニュースをこまめにチェックしていた。
ソワソワの理由は夜から長野に向かう予定をしていたからだ。この日は台風2号の影響で朝から大雨が続いていた。
更に仕事と長野出発の間にLIVEのスケジュールも組み込んでいた。
LIVE会場は堺のファンダンゴ。職場のある大阪市内からは大和川を越えなければならない。しかし大和川を越える為の電車が全てストップ。なので行けるところまで電車で行ってタクシーで会場に向かう事にした。
駅に着いてすぐタクシーを探した。タクシーアプリも駆使しながら探すものの全く見つからず開演時間が近づく。
Googleマップで会場までの距離を調べると4〜5km。
『歩いた方が早い』
判断した瞬間に会場へ向かっていた。
普段走ったりしていると『◯kmはこれぐらいの時間で移動できる』というのがなんとなく分かる。雨や荷物も計算した上でこっちの方が早いという判断だった。
この日見に行くLIVEは『THA BLUE HERB』
状況が気になって信号待ちでTwitterをチェックした。

『きっとすごい夜になる』
直感でそう思った。
19:00開演。会場到着が19:05。
入り口でファンダンゴ店長の村上くんが『もう始まりますよ!』と出迎えくれた。
間に合った。そして想像以上の人が会場に集まっていた。

人様が運転した車じゃなくて
帰れるかどうかも分からないのに
自分の頭で考えて
自分の足であの川渡ってここに集まってくれて…

BOSSさんの冒頭の一言で会場が一気に一つになった。
10代から沢山のLIVEに行ってきたが【記憶に残るLIVE】は【困難を乗り越えたLIVE】
正にそんな夜やった。
LIVE後に改めて『伊勢のお礼』と『長野へいってきます』を言うことができ忘れられない夜が終わった。

深夜1時に長野へ向けて出発。
去年に引き続き、大阪の中崎町にあるWHY KNOTと共にYAMASAIというイベントへの出店。

https://instagram.com/yamasai_nagano?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

雨も徐々にマシになり安心してたのも束の間、岐阜から長野の間が土砂崩れで通行止め。
下道で向かおうと思ったら下道も土砂崩れ。
状況としては詰み。
それでも何故か焦りは感じなかった。
数時間前にTHA BLUE HERBの『あのLIVE』を見た後だったからなのかもしれない。
土砂崩れが解除され下道も使って会場にはギリギリ到着。
会場の横にある湖は金田一少年の事件簿のオープニングばりに霧がかかっていた。

9:30
11:00

『山の天気は変わりやすい』
でも今回は『悪』→『良』の変化。
写真と時間を見てもらえれば一目瞭然。
去年と同じ出店者も多く、去年マッサージ受けてくれた人がみんなリピートしてくれたのが凄く嬉しかった。

長野市にあるBirdの店主あさこさん
去年に引き続き2days来てくれた。笑

YAMASAI、色んなブースがあって面白かったのはもちろん会場内ワンちゃんが多くて天国みたいな空間でした。

DAY1、1日頑張ったご褒美に最高の景色が待っていた。

夜はキャンプする予定を変更して街へ出た。
行きたかった『夜風』にも行けた。

楽しかった。本当に楽しかった。
内容はここでは書ききれない(色んな意味で書けない)ので
また直接会った時に聞いて下さい。

スナック夜風

そして〆は『千福』。
『楽しい』と『罪悪感』が入り乱れる【長野市、夜の観光名所】と言っても過言ではないと思う。

千福と柿次郎

クリスマス特大号ジャンプの表紙ぐらい色んなキャラが集まった夜。
泊めてもらう柿次郎の家に帰ったら布団が敷いてくれてあってそのまま就寝。本当にありがたかった。
『寝る』というよりは『気絶』に近かったと思う。

DAY2は朝から晴天が続いた。
この日も予約含めほぼ1日が埋まった。
お昼ご飯は去年に続き『ガチャカレー』を食べた。

ガチャカレー

スタッフのえりこちゃんが器を洗っていたので
『紙皿は使わんの?』と聞いたら
『エコにもなるし器を返しに来てくれる時に【ごちそうさまでした】って直接聞けるのが嬉しくて』
と言っていた。

自分の質問が恥ずかしくなるぐらい素敵な考え方だった。

忙しくても笑顔のえりこちゃん

昨晩、家に泊めてくれた柿次郎もマッサージ受けにきてくれた。都会から長野へ移住して、最近畑を始めた彼。

悶える柿次郎
『土いじりして、しっかり疲れて、早く寝る。
これでマッサージ行きたいって思う事がかなり減りました』
俺が思う【理想の健康生活】
これはみんなが出来る生活じゃないけど
『日を浴びてしっかり疲れてしっかり寝る』
はどこに住んでいてもできると思う。

カレーからも畑からも学びのある1日でした。 
ハードやったけど(自分で勝手にハードにしたけど。笑)
今年のYAMASAIも最高でした。
来年も声掛けてもらえるように積んでいきます。

YAMASAIスタッフ&出店者

2日目が終わり次第、長野市から松本市へ移動。
『またたび』という松本市内にあるゲストハウスで夜にPOPUPを企画していた。
土地勘ある人ならなんとなく分かってもらえると思うけど、まーまー無茶なスケジュールである。

松本市のゲストハウス『またたび』

長野出発2日前とかにお願いして軽く告知しただけだったんで、『2、3人来たらいいかな〜』ぐらいで話してたんですが色んな人が会いに来てくれた。

popup後にみんなで乾杯

たまたま宿泊で来ていた20代2人も巻き込んで、みんなで打ち上げへ。これぞゲストハウスの醍醐味。
打ち上げで仲良くなったらそのままモーニングの約束して就寝。

松本のモーニングは『栞日』が定番化してきた。
前回の選挙で栞日代表の方が議員に当選してより興味が湧いてきたお店。

出会って12時間の2人も一緒にモーニング

そして松本に来たらここへ寄らず帰れない
The Source Dinerへ。

昔お花屋さんだった外観をそのままにしたお店

予約で満席にも関わらず対応してもらった。
むちゃくちゃ強面ですが最高の俺たちのBOSS安達さん!

左から2人目がBOSS安達さん
チキンとカブと大葉のジェノベーゼ
どの料理食べてもほんと美味しい

どの街に行っても行きたい店がある。
『行きたい店』というよりは『会いたい人がいる』という方がしっくりくるかな。
自分の好きな人達からは『会いたい』と思われる存在でありたいと改めて思った。

松本から大阪に戻る前にまたたび(ゲストハウス)で出会った20歳のワクが竹細工職人をやっていて近所でpopupをやっていると聞いたので行ってきた。

多分、彼と出会わなければ一生行く事でなかったであろうお店。小さい頃ばーちゃんが茶摘みのカゴを自分で作っていたのを思い出した。
有名になったら『彼が20歳の時の作品見たことあるんですよね〜』とか通ぶったセリフとか言ってみたいから頼むぜ、ワク。

ワクの作品

満身創痍の身体で大阪へ。
疲れてる時ほど綺麗な夕焼けが沁みます。

3日間行動を共にしたWHY KNOTのノブ君、WHY BOWLのダイシと『長野のお土産いっぱいやから大阪戻ったら店で長野nightやりましょう!ベッドもあるからマッサージもやっちゃいましょう!』という無茶なアイディアに全員が即答で賛成した。
きっと疲れ過ぎて脳がバグを起こしていたんだと思う。

長野のお土産
松本市のシードル&長野市の日本酒

最悪誰も来なくても『自分達で打ち上げしよう』スタンスやったけど、嬉しい誤算。一見さん含め知人友人どんどん人が集まってきた。

ランニングの終着点としての来店も

マッサージ目的で来てくれる人も。
3日間走り抜けた。
こんな言葉ないけど、確実に『マッサージハイ』になっていた。先週の森道市場もそうだった。
水分補給とトイレさえできたらずっと揉み続けれそうなあの感じ。

マッサージハイ、3日目

結局終電で帰る俺が先に出るぐらいまで盛り上がった。
3日間やけど内容は1週間を詰め込んだ感じ。
それぐらい濃厚だった長野の旅。
SNSで発信はしてたけど、テレビもネットニュースも見ない3日間。いつもより入ってくる情報量がかなり少なかった。
身体は疲れたけど、頭が凄いスッキリした。

『しっかり身体動かして、しっかり疲れて、しっかり寝る』
『自分に必要じゃない情報は最低限で』
『みんなで飲みながらクソみたいな下ネタで笑う』

3番目は人それぞれ違うと思うけど。笑

自分のマッサージで【健康】になってほしい。という願いと共に
【本当の健康とは?】を
色んな人に伝えたり
色んな人に教えてもらったり
旅をしながら見つけていきたい。


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