11月出演「エネミー×エネミー」
こんばんは。真坂雅です。
11月の出演は東京の劇団、ノアノオモチャバコによる2都市ツアー公演「エネミー×エネミー」
ヘッダーはそのチラシの表面です。
裏面
HUNTER×HUNTERぽい。
脚本は当劇団主宰の寺戸隆之さん。
この物語は1882年にヘンリック・イプセンによって書かれた戯曲「民衆の敵」が下敷きになっております。
笹部博司氏による翻訳版を読みました。
その本の販売ページには
イプセンの「民衆の敵」はエンターテイメントとして申し分なく、コメディとして最高で、人間ドラマとして一級で、なおかつ政治劇、社会ドラマとしても極めて深く、本質的である。人間の愚かさ、醜さ、いい加減さをあますことなく描き尽くし、なおかつ突き放していない。そしてそのどうしようもなさからこぼれおちるのは、人間という生き物の魅力である。生きているということは、嘘をつき、間違いを犯し、罪を犯し続けることだ。イプセンはそのことを厳しく断罪しながら、少しも否定はしていない。強く告発しながら、容認してもいるのだ。
と説明されています。
生きること。
人間という生き物の魅力。
「生きているということは、嘘をつき、間違いを犯し、罪を犯し続けることだ。」
死ぬまで逃れられない(死んでも逃れられないかもしれない)、人の醜い部分というものがあります。
僕も嘘をついたことがあるし、間違いは何度犯したことかもわからないし、罪も、たくさんたくさん抱えている生き物だという自認があります。
それでもなお、僕は生き続けるだろうし、簡単に死という道を選ぶこともないでしょう。
向き合い続けなければならない。
小中高校大学と公立校へ通い、学級委員だとか生徒会だとか、そういう、人の前に立つことが僕は好きでしたし、スポーツはそれなりにできて、勉強でもそんなに困ることはなかった。
子どもの頃、遊びのルールを守らない友達に幾度も怒り、交通ルールもそう、あらゆるお約束ごとは、僕にとっての生きるルールでした。安心すら覚えていたでしょう。
ルール人間だった僕は、大人になり、多種多様な価値観に触れていく中で、揺らいだ。ルールを守ること「生きること」は少し異なっていて、それはさらにさらにハードなことだという実感。
僕自身がどのような結末をたどるのか、それは、まだわからないかもしれないし、もうわかるかもしれない。
現実の生はわからないが、虚構の生はどうだろう。
「エネミー×エネミー」
不器用で、不恰好で、不細工かもしれない。
自らの正義を貫くことに、あるひとつの感動を覚えます。
僕らの正義、あなたの正義、どこかの誰かの正義。
東京、名古屋とのツアー公演
ぜひ、入らしてください。
[公演日程]
東京@劇場HOPE
11月14日(水)19:30
11月15日(木)19:30
11月16日(金)14:00/19:30
11月17日(土)14:00/18:00
11月18日(日)12:00/16:00
※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前
[公演日程]
名古屋@七ツ寺共同スタジオ
11月23日(金)19:00
11月24日(土)14:00/18:00
11月25日(日)14:00
※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前
[料金]全席自由席
東京@劇場HOPE
前売¥3800
当日¥4000
U25割¥3500(25歳以下。要証明書提示。要予約。)
名古屋@七ツ寺共同スタジオ
前売・当日共¥3000
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