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おれは生かされてる、それには理由がある

家のリビングにいた
「いってくるよー!」
「パパー」
あぁ、日本一かわいい
「あぁー蓮くん重くなったなぁ、持ち上がんないや」
4歳ぐらいの我が子を持ち上げられなかった

あぁこんな素晴らしい家族がいるんだったらおれ仕事頑張らないとなぁ!
玄関まで見送りに来てくれた家族に手を振りながらドアに手をかけた、、

瞬間に目が覚めた

あ、そか
夢だったのか、、、
久しぶりに幸せな夢をみて突き落とされた氣分だった
右目は相変わらず見えてないから俺に頑張ろという仕事は今日はない
重くなったなぁなんていう蓮くんなんて息子は俺にはいない、大体4歳ぐらいの子供持ち上げられないなんておかしいだろ、夢だったからなのか、、

なんか今までの人生をバカにされた氣分だった
守るべき家族もおれにはない、しっかり独身で起きた空間には俺1人しかいない
その家族の住んでた2LDKの家もない、電話してたら隣の人から壁ドンがくる薄い壁の1Kの家だ
家族のために頑張ろうとした仕事!なんて今の俺にはなくて働いてない現状だ、、、

これ、もしかして父親目線で考えたけど俺蓮くんなんじゃないか?

おれは今仕事もなんにもしてないのに生きてる
つまり生かされてる状態だ
子供がこれをやらなきゃ食べていけないなんて日本ではほとんどの家庭ではないように子供はその存在だけで価値がある

つまり世間に何も役にたっていないのに生きてるということは
俺はそれだけで価値があるんではないか
というか価値があるだろうなぁっていう勘違いをしよう!

俺だけじゃなくて豊かさは自分でコントロールできるんじゃないだろうか? 
自分が幸せ、成長のために今設定してるだけなんだろうか?
色々な勘違いで自分の世界は出来上がってるんじゃないか?

だいたい俺別に今結婚してたら結構困る、不幸せになるわ、よかったーこれが現実で(強がり)

蓮くんかわいかったなぁ

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