見出し画像

千年の歴史 京都


数時から見る京都府

日本酒生産数量:55,262kl 全国2位 国内生産量の約18%
特定名称酒の比率:約16% 全国42位
清酒免許場数:52場 全国9位 半数以上が伏見にある
酒造好適米生産量:年間705t 国内生産量の1% 全国21位
主要品種:祝331t 五百万石219t 山田錦152t 「酒米移入依存タイプ」

京都府特徴

京都千年の歴史は日本酒の歴史でもある。
全国最大の消費地で、必然的に周辺部で酒造りが盛んになる。

明治維新以降、「伏見の酒」は醸造技術の向上、流通の革新により、生産量を増やす。
平安時代:宮中で酒造りが行われていた
9世紀:宮中に「造酒司」(みきのつかさ)、酒造りを司る役目が設置。平安の「延喜式」(えんぎしき)には当時の高度な醸造方法が詳細に記されている
→貴族階級の酒、ごく少量だった。時代が下り、宮中の技術が広がり、酒造量も増えていった
鎌倉時代:酒を造って売る酒屋という商売が始まる
室町時代:庶民にも酒が広まる
15世紀:京都の洛中・洛外に350件ほどの造り酒屋があった、特に柳屋の興隆は見事だった
京都最古の神社「松尾大社」→日本第一酒造神とし、信仰があつかった
「北野神社」→麹座という麹製造販売の特権を有していた
明治期:鉄道が物流を担うようになる、伏見の蔵元はチャンスを逃さなかった。
科学的な酒造技術導入、酒質の向上、品評会の高評価取得、東京市場進出…
きょうかい酵母2号→伏見 月桂冠より分離
県外杜氏が活躍していた(但馬杜氏、越後杜氏)地元の当時は丹後杜氏

気候風土

南北に細長い土地、北部から中央部は山地と丘陵が続く、県域の8割を占めている
北端部:丹後山地、丹後半島
中央部:中国山地の延長である、丹波高地の山岳地帯が続く
南部:丹波高地の南、比叡山など滋賀県の県境の山に囲まれた京都盆地

琵琶湖を水源とする宇治川、桂川、鴨川、伊賀盆地からの木津川
4本の一級河川かが合流し淀川になる

水質は比較的やわらかい

北部:日本海気候。冬季に大雪、湿度が高い。季節による気温差が低い
春から夏にかけて、フェーン現象により気温が上がることも。
南部:太平洋気候に近いが、盆地らしく夏と冬の気温差が大きい。冬の冷え込みが厳しい。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?