小さなコミュニティに投稿する文章とは

最近は会員さんのみが閲覧できるFBグループにブランドの最新情報やイベントごとなどを告知する文章を投稿する仕事を任される。もちろん下書きして最終チェック者のOKが出てから本投稿するわけだが、どういうわけか自分の文章はほとんど手直しをされない。

他にもそういう人はもちろんいるが、一方で色んなダメ出しを食らう人、中には最終チェック者に全部書き直されてる人なども多くいる。だからなんでだろう?と素朴な疑問が湧いてくる。そもそも自分に任される原稿対象はあまり重要なものではないのか。はたまた40歳ならさすがに大丈夫だろうという買い被りなのか。逆に不安になってくる笑

自分が唯一大事にしていることは理論値と並行して自分なりの視点や実感、大袈裟に言えば愛を文字に表すこと。

例えば我がブランドが名著に掲載されたことを告知する投稿を任された時。その本がどんな背景や歴史を持っているのか。そこに選ばれた他のブランドたちがいかに凄い面子たちか。そしてその希少さ。それらはHPから転載できるし、数字でも表現できる。ちょっとググれば理論的な文章は簡単に書けるし、盛れる。

しかし。それだけの情報ならば投稿の読み手には恐らく手にしてもらえない。やはり書き手なりの感想や感動が必要なのだと思う。だから面倒くさいし手間ではあるが、あえて自分自身で手にとる。そしてその本を全力で感じるのだ。手触り、フォント、挿絵、構成、表紙、タイトルなどなど。本が放つ世界観を全力で感じ取り、それらをひとつひとつ文字に紡いでいく。

この一連があってこそ、興味のない読み手に興味を持たせるための必要な仕事。

逆に言えばある程度の理論と体験から得た感情や感想を併記すれば、小さなコミュニティで支持を頂けるレベルの文章は、才能とか経験とか関係なく書けるものだと思う。

そんなに難しいことではないのだから、みんなにも知らせていきたいと思う。

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