【エッセイ】琉球ではなく、沖縄に価値観を揺さぶられた
もし沖縄に住んだら、高い服を買わなくなるのかもしれない。
そう思わされた。
この人生でなにより服と食べ物にお金を注ぎ込んできたおれが、だ。
沖縄の建物は独特だった。
琉球ではなく、戦後に建てられた古いビルたち。
戦後の古びた手作りビルとか、国際通り裏のディープな通りとか、だいぶ自分の常識になくて価値観ぶっ壊してもらった。
そこに、東京では感じないアジア感というか、人が手で作り出したエネルギーみたいなものを感じた。
クラフト感、なにか知っている洗練さとズレているがゆえのパワーと熱量。
これだ。こういうのが欲しかったんだ。
食べ物でも文化でもなんでも感じたのが以下3つ。
・物がないのに豊かさを感じる
・この土地で完結、完成してる
・東京に染まらない人の熱量とエネルギー
高いものがあまり売ってないし、あったかい日多いし、食べ物が薄味で安くてもおいしい。
馴染めたらずいぶん幸せかもしれない。
リモートワークで沖縄に住んだらお金は貯まりそうだ。
ただ、物足りないとか飽きるとかはきっとあるだろうな。
世界って思ったよりずっと広い。
東京に染まり切る前に価値観揺さぶろう、いろんなとこ住もう、もっと色々経験しようって決めた。
でないと損だ。
来年、第二拠点を作るかか引っ越しをしようと思う。
東京に染まらない土地に。
ワクワクする。
また価値観でぶっ飛ばされたい。
国際通り裏の真っ暗でディープな通りをフランスの白シャツと島ぞうりで歩きながら
きっとおれは東南アジアにハマるタイプなのだろうなと感じた。
次の候補は大阪府福島区。
大阪の理由は大陸文化も独自文化もあって人にエネルギーがありそうだから。
11月末に見に行く予定だ。
それでは、また。
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