見出し画像

HSPにやさしいリモートワークの世界

インタビュアーの鯨井啓子です。

新型コロナウイルスの感染予防のため、今月の頭から、私も完全にリモートワークになりました。もともとフリーランスで仕事をしているので、自分のペースで仕事を組み立てられていたのですが、完全なるリモートワークになって、更なる快適さを満喫しているところです。

その大きな理由に、私がHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)であることが挙げられます。私は特に耳がとても敏感で、人ごみや大きな音、小さな音でも望まない音がずっと鳴っている状況が苦手です。

そんな体質の私にとって、リモートワークはどんな点で素敵なのか、その理由を書いてみようと思います。

行き帰りのストレスゼロ

電車やバスを利用する場合、時間帯にもよりますが多くの方と同じ車両に乗り合わせることになります。それぞれに発する気配や、無言の中で気を使いあう感じが、同時多発的に発生する。それが私には、大きな疲労感につながってしまうのです。

家で仕事をしていれば、音や気配の発生源は家族だけです。一緒に暮らしていればなんとなくパターンも分かってくるので、常に意識を向けないでも済みます。そんなことでまず、仕事の行き帰りのストレスが減ることで、ずいぶんと体力を温存できるようになりました。

ひとりで仕事に集中できる

これは今回のコロナ禍でなくても感じることですが、ひとりでいられることで執筆に集中でき、効率が上がっています。カフェなどざわざわしたところではどうしても集中しきれないので、強制的に静かな環境に置かれているのはとても好都合だと感じています。

関係ない音を聞かないで済む

次にZoomなどを用いた、オンライン会議、取材についてです。オフィスなどでたくさんの人ががやがやしている環境に比べ、オンラインでのミーティングは、話に関係ない音が聞こえにくいのです。

ひとりが説明しているときには、ほかの人たちはミュートにしてくれていたりするし、みんなが生活音をあまり聞かせないように気遣ってくれているので、必要な音だけを聞き取れます。これは、雑音に弱い私の耳には、ものすごくありがたいことです。

情報過多なときには、その場をそっと離れられる

オンライン会議の場合、必要な内容をシェアし終わると、「いったん休憩を入れて、残りたい人は残って懇親会でもしようか」という流れになることが多いです。このブレイクが入るおかげで、耳がしんどかったり、情報過多だと感じるときには、その場をそっと離れられるのもありがたいです。

もちろん「ここで失礼しまーす!」と声はかけますが、なんだか対面よりさようならが言いやすい(笑)。これもオンラインのよいところだなと感じています。

そんなことで、私にとってリモートワークの世界は、とても過ごしやすいものになっています。一方で、画面を見続けることで目は疲れるので、なつめや黒ゴマなど、漢方でいうところの「血」を補う食品の摂取も忘れないように心がけています。

心身へのストレスを減らし、快適に仕事ができるリモートワーク。コロナ禍が過ぎ去っても、私は続けたいと思っています。




この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは、創作活動継続のために使わせていただきます。