こんにちは。ほえーるけいこです。
3月20日（水）12:06に太陽が牡羊座入りして、春分を迎えます。

12星座の先頭である牡羊座に太陽が入る春分は、占星術の世界では1年のスタートラインです。夏至、秋分、冬至のチャートも季節のムードを占う上で非常に重要視されていますが、春分はここから約３ヶ月、そして１年間を占うタイミングとして重要視されています。

変化を生きる

今年の春分チャートでは、月と冥王星がオポジション。そしてそこに、太陽・海王星のコンジャンクションが調停を取る配置が印象的です。

冥王星は、地下深くでじわじわと動き、いずれ地形を完全に変えてしまうマグマのようなエネルギーを持つ天体です。そのパワーはいつも見えているわけではないのですが、今は特に水瓶座の入り口にいて、AIなどの技術革新、自由・平等・博愛を旨としたコンプライアンスの徹底、そして人権意識に根ざしたムーブメントなど、新しい時代への「アップデート」をかなりパワフルに発揮しています。

春分図は、この冥王星に太陽と月という非常に重要な２星が関わっています。時代の変化を人々が敏感に感じ取り、これからをイメージし、そこに対応していく動きが見られるのではないかと感じられる配置です。

変化に際しては、そこに希望を感じ明るい展望を抱く人もいれば、むしろ変化に恐怖を感じる人もいて、反応は本当に人それぞれなのだと思います。今回は冥王星に加えて、ビジョンや夢を表す海王星が絡んでいるため、感じる希望や恐怖が、少々過剰に、あるいは現実離れしたものになりそうな感じもありそうだなぁと思います。地に足をつけて進みたいところです。

物理的な救済

2023年3月から魚座に滞在している土星には、愛の星・金星が重なりつつあります。制限や冷たさを表す土星のもとに、愛と喜び、豊かさと美を表す金星が巡ることで、困難や動きにくさを感じていた状況に光が差し込み、癒しや許しがもたさられるような予感もあるときです。

また、土星と金星には、牡牛座に滞在中の拡大の星・木星がトラインです。少々大雑把で楽観的すぎるところのある木星ではありますが、牡牛座の表す物理的な豊かさとも相まって、現実的な、手に取ることにできる救済が提供されるようなイメージが湧き上がるな。そして、是非ともそうあってほしいものだな、と思います。

それではみなさま、お元気で素敵な春分をお過ごしください！

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