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スーツを着る習慣が減った僕らは、パリコレからのメッセージに気づかなければならない。

パリコレってあるじゃないか。

スーパーモデルたちがきらびやかな服を着こなし、得意げに見せてまわるアレだ。

いつも思うのだけれど、あそこで着られた服って、その後どうなるのだろうか。メルカリに出されるのだろうか。外出するのに着るには派手すぎるじゃないか。「ちょっと買い物に」って感じではない。

ミラノ・コレクションやパリコレではこんな服がショーをさらった。

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目玉焼きの服にソーセージのハット(出典:gori.me)。





朝食に何か不満でもあるのだろうか。




二枚目の写真(出典:huffpost.com)。

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人が人を着てる。


人肌恋しい季節だからって、人、着ちゃダメでしょ。
これでは、ドレスコードの高いフレンチディナーのレストランで、おしゃれすぎて逆にドレスコードに引っ掛かってしまいそうだ。

店員「ポン・デルターノお客さま。申し訳ございません、今お客さまがお召しの衣装でのご入店はお控え願いたいのですが・・・」
 「ちょっと何よ。来店NGってことかしら?」
店員「お客さま、お召しものはとても斬新で素敵なのです。ですが・・・」
 「ですが、何?」
店員「人が」
 「人」
店員「人をかついでいるように見受けられます」
 「何を言っているの。これは服よ。とんちんかんなこと言わないで。嫌な店ね」
店員「しかし、やはりその・・・それは・・・人でわ」
 「ファッションよ! 人じゃないわ!」
店員「・・・」
(モソモソ・・・)
女 (ちょヤダ、変に動かないでよ!)
 「・・・う・・・カズコ、もう限界」
 「サチコ、やだ! だまっててって言ったでしょ!」
 「頭に血が・・・しぬ」
(ドサッ)
店員「ジュッデーム!!」

となるに決まっている。やはりパリコレの衣装は捨てられてしまうのだろうか。大富豪たちに転売されるという噂も聞くが、真相はいかに。。。

うちの会社はパリコレほどではないが「服装自由」である。スーツでなければならない、ということはない。だが、私服OKというのは、気を遣う人にとっては服選びをしなければならないという話になるので、ちょっと、たいへんかもしれない。イベントや講演会などではどんな服装で臨んだらいいのか。その「さじ加減」がわからない人もでてくるだろう。

「踏み外してはならない一線」を知る上でも、パリコレは有益である。

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