見出し画像

【生配信】イランIHR国際保健規則改正を拒否!マスコミが報道しないWHOで起きていること ※イラン代表発言文字起こしあり



公衆衛生が口実のグローバル全体主義運動

 世界各国の主権を脅かし、公衆衛生の名のもとに全体主義社会を作る動きがWHOで進められています。

 ”パンデミック合意”、IHR国際保健規則改正がその動きであり、パンデミックにおける国際的な取り決めを強化するという美名のもとに着々と計画が進行中です。

 その内容もさることながら、現在成立に向けて行われている手続きがルールを無視した形で強引に行われていることが明らかとなっています。

 そして、4ヶ月後の5月に無理やり成立させようとしています。

 このようなとんでもない状況にありながら、ほとんどの国民がいまだにこれを知らないのはマスコミが全く報道しないからです。

 世界各国では、このことに気づいた心ある医師たち、政治家、活動家たちが自分たちのプラットフォームで必死に現状を発信しているのが現実です。


イランがIHR2022改正を拒否

 そして少ないではありますが、国家としてこの異常性に対応し、適切な反応をしている国もあります。
 その一つがイランであり今回は、そのイランに焦点を当てたいと思います。


 イランは二つの文書のうち一つ、IHR(国際保健規則)の2022年に行われた改正について国家として拒否すると発表し、正式にWHOに拒否通告を行ないました。
 実はこの出来事は2023年7月24日のことです。

 日本国内では全く報道されておらず、今回私は、海外で危機を発信しているジャーナリストの発信でこれを知ることになりました。


 今回の生配信では、そのイラン代表がWHOの会合で拒否を発表した映像を紹介したいと思います。


 この問題はとても複雑で、初めてこの件を聞かれる方にはとって混乱しやすいものになっています。

パンデミック合意とIHR

 現在WHOで話し合われている取り決めは2つあります。
 “パンデミック合意“と
 International Health Regulation 略はIHR(日本語訳:国際保健規則)
 です。

 前者”パンデミック合意”はこれから成立させようとしているものであり、正式名称も決まっていません。ですから鉤括弧をつけています。

 後者IHRは1969年に採択された取り決めで、今回は”改正”に向けてWHOが動いています。

 一番新しいIHRの改正は2022年5月であり、年に一度ジュネーブで開かれる世界保健総会で採択されました。
 その後、各国は採択内容を”拒否するか”判断する期間が設けられています。拒否しなければ一定の期間後、その国で施行されるという流れになっています。

 その2022年のIHR59条改正内容は、その拒否期間と施行期間を短くするというものでした。以下の図をご覧ください。

 我が国日本政府は期日の11月末までに拒否を表明しなかったため受け入れたという形になります。
 ※混乱を避けるため、日本の状況説明はここで止めておきます。


グローバリストは各国から主権を奪うことを急いでいる

 どうして、期間を短くするのか。

 これは、将来IHRを改正する際、それら新しい規則がすぐに効力を発するようにする下準備であり、各国はこれらを吟味する十分な時間を奪われたと考えなければなりません。
 簡単にいうと、主権を奪うプロセスを短くしたということです。

 そしてイランは現在交渉中のIHR改正の内容を鑑みたとき、国家として十分に精査し、憲法上の議論を尽くさなければならないと考えられるので、その時間を短くすることは現実的ではないとしてこれを拒否したのです。


イラン代表のスピーチ

 動画内で紹介したイラン代表の発表の文字起こし(日本語仮訳)を以下に紹介します。

イラン国際保健規則2022年改正を拒否
【WGIHR-4 on July 24, 2023】

 共同議長ありがとうございます。

 この場をお借りして IHR国際保健規則の草案と改正の話し合いにおける事務局と事務局員のたゆまぬ支援に感謝いたします。

 イラン・イスラム共和国はこのプロセスに 積極的かつ献身的に参加してきており今後も国際保健規則の強みを生かした活動とコンプライアンス保持に努めていく所存です。

 私達は加盟国として、国際保健規則改正の可能性を検討するためあらゆる適切な措置を講じるつもりです。
このことが、国際保健規則全体の再交渉につながらないことを理解しております。

 改正対象は、範囲を限定し、具体的かつ明確に特定された問題に対処するものでなければなりません。
 そして緻密かつ法的に有効である必要があります。
 改正の全てがすでに存在していた法的枠組みに沿うべきです。

 現時点で 300以上の改正案がWGIHR(国際保健規則改正の部会)で話し合われており改正案の中にイラン・イスラム共和国が提案したものは一つもありません。

 我々は、現行の規制が公衆衛生上の懸念に対処するのに十分であると信じていますが国際保健規則で今回議題となっている改正内容を吟味する過程にイランも参加しています。

 今回提案されている国際保健規則の改正内容は非常に重大です。
 改正案の多くは、いくつかの点で国家の義務が大幅に拡大される可能性があり改正手続きが完了する時には、この文書の法的性質自体が変わっている可能性があります。

 提案された改正案のいくつかは憲法上の手続きを尽くし、国家レベルでの法的精査を必要とするものです。
 この過程において保健に関する国家主権と国家権力が損なわれることがないようにすることは大変重要です。

 これらの要因、すなわち、改正項目の多さ国レベルでの改正案に対する検討が多部門に渡ること、そしてこれが及ぼす重大な法的影響を考慮した結果
我々は、急ピッチの承認手続きや改正案の審査期間の短縮は、現実的な方法ではないと考えます。

 改正をしっかりと検討し情報を得た上で受け入れるか却下するかの決断を下すには十分な時間が必要です。

 これにより、IHRに新しく加えられる規則とそれに関連し各国が果たす義務が目的に適合したものとなることが保証されます。

 改正をまんべんなく検討するためには更に時間が必要で、それによって
実施された場合に起こりえる影響をもっと注意深く見極めることもできるでしょう。

これらの懸念により イラン・イスラム共和国はWHO世界保健機関に対し
2022年5月28日付のWHA75.12国際保健規則(2005年) 55、59、61、62と63条改正拒否を正式に通知しました。

 本改正の拒否は拒否、施行への期間が縮小されたという手続き上の問題に反対しての決断であり国際保健規則の改正に費やす我々の時間やコミットメントに影響を与えるものではありません。

 ありがとうございました。
 


 オリジナルの映像はWHOの公式サイトから確認できます。
https://apps.who.int/gb/wgihr/e/e_wgihr-4.html
July 24, 2023 session of the WGIHRを再生
イランの発言は52:50〜


手続きに瑕疵だらけのIHR改正

 このIHR2022改正はさまざまな点で問題がありますが、実はこの改正手続き自体適切に行われていなかったという指摘が出ています。

 採択時の会議出席者数が過半数に満たなかった、そして改正案の提出期限が守られていなかった。
 そもそもですからこれは”無効”であるということなのです。


IHR2022改正案 日本も共同提出国として名を連ねている


 改正案はIHR55条により、総会の4ヶ月前に提出されていなければなりません。
 採決は2022年5月27日(28日)に行われましたが、何と改正案はその”3日前”に提出されていたのです。
 上記の改正案の日付に赤丸をつけました。5月24日と書かれているのが分かります。


 知れば知るほどいかに、手続きが出鱈目かということが分かると思います。このようなルールを無視する人々が作った国際的規則で、パンデミックという定義も定めず一方的に強権的な政策を世界的に打つ権力を彼らに与えることは各国の自殺行為です。

 現在行われているIHR改正手続きも同じような理由で55条違反となっています。

 
 現在のWHOの動きは”世界グローバルクーデター”と呼ばれているのですが、まさしくそうだと感じます。

 合言葉は”無効”!

ここから先は

0字

毎月応援メンバー

¥1,000 / 月
このメンバーシップの詳細

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?