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スピーカーの価値を高めるティーアップの重要性。

2019年1月22日(火)

勉強会の主催。この日は定員50名のところ、70名まで増席して当日を迎えた。

講師は私の上司。

彼は広島出張→沖縄出張と外出続きの状態で、帰りの飛行機で資料を作成し、当日も直前まで印刷指示が出なかった。疲れた身体にムチを打って、ギリギリまで納得のいく資料にブラッシュアップしていく。

ようやく作り終えたのか、私のところまでやってきて「ねぇ、相談していい?これじゃ、有料の内容だよ。」と聞いてきた。

「大丈夫です。」

そう答えるしかないし、そう答えて欲しいから私のところに来たのだと思うから、そう答えた。

勉強会は最初から上司に任せるつもりだったけれど、開始2時間前に、始まりと終わりの5分ずつを仕切って欲しいと頼まれた。

この始まりと終わりがとても大切な時間だと分かっていたし、いつも自分が責任者として動かすセミナーは私自身がこの時間を担当していたので、その時間に何をすべきかは他のスタッフよりも重々承知していた。

そうそう、上司もNLPプラクティショナーの先輩である。私は彼の講話やセミナーがとても知的で美しくて大好きだ。

そんなこんなで、ティーアップの役割を与えられたので、完成したばかりの資料に目を通して、最初の5分間で何を話すべきかシナリオを考えた。

勉強会はおおよそ成功した。

講師である上司があまりに疲れていたため、そして、あまりに内容が濃ゆすぎたために、会場もかなりお疲れモードになったけれど、アンケート結果を見ると高い評価が付いていた。

薄っぺらい、テクニカルなことだけを伝えるセミナーが多い中で、今回の勉強会では「なぜやるのか」から「どうやるのか」まで、本質的な問いと具体的な方法論の両方が盛り込まれていた。

私の仕事の成果としては、50点程度。

シナリオは良かったけれど、スピーカーとしてのスキル(話すスピード、言葉の癖、視線の配り方、間の置き方など)を発揮できなかった。

やったことはあるし、意識してやれば出来るので、シナリオ頼りで逃げたなぁ…と振り返っている。

ただ、当日の依頼でも、数分のティーアップなら出来ると自信を持てた感覚もある。同じ壇上に立つ機会をもらって、感謝している。

あ、そうだ。彼に仕切りをお願いされた時に、こう言われた。

「大丈夫。好感度は高いんだから。」

おいおい、なんだそりゃ。好感度はって。。

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