noteと情報発信
昨日、編集者であり、ご自身も作家として活動されている末吉宏臣さんから、情報発信について、お話を聞く機会がありました。
今回のテーマは「noteの活用法」です。
1.どこで情報発信をすべきか
情報発信の目的のひとつは、自分が行なっている仕事やなにかしらの活動を、より多くの世の中の人に知ってもらい、その価値を共有し、理解してもらうことです。
そのためには、どこで情報発信をすべきなのかということが、大事な要素になります。
なぜなら、情報発信を行うフォーマットにより、呼び込める読者数に大きな差が出てしまうからです。
情報発信を行う場所には、大きく分けると2つの場所があります。
1つ目は、ワードプレスを使用し個人でブログを立ち上げる方法と、2つ目は、noteやアメブロなどのブログサービスを利用する方法です。
この2つで、より多くの読者数を獲得できるのは、ブログサービスを活用する方法です。
ここで、大切なのは、誰かにインターネットで自分が発信している情報に辿り着いてもらうためには、検索されたときに、上位に表示されること、すなわちSEO対策がしっかり行われていることです。
より多くの読者が集まるようにSEO対策がしっかり行われているのは、ブログサービスです。
わかりやすい例えで言うなら、ワードプレスで作った個人サイトは、山奥に開いたお店であり、一方で、ブログサービスは街中に開いたお店のようなものです。
より多くの見込み客を呼び込めるのは、どちらのタイプのブログなのかは、明らかですね。
2.noteが他のブログサービスより優れている点
今回、講師の末吉さんがお話されてた中で、ブログサービスの「note」が他のブログサービスより優れている点をいくつか挙げられていました。
それは
・広告が表示されないこと。
・ブロガー同士が繋がりやすい
・テキスト以外にも音声や動画を投稿できる。
・投稿したコンテンツを販売できる
などです。
また、指摘されるまで気づかなかったことは、noteの仕様がブロガー(クリエイター)の使いこごちを重視して、作られているものだということです。
記事の画面に広告が表示されないので、読み手や書き手は、広告に邪魔されずに自分の世界に浸れます。
また、誰かの投稿に対して、「スキ」をすると投稿者からメッセージが表示されるのですが、そのメッセージが投稿者により自由に設定でき、投稿者の個性を表すことができるので、より読者に対して親近感をもたらすことができます。
また、クリエイターに課金して、クリエイターの活動をお金でサポートしたり、されたりが可能になります。
お金を支払われることで、自分の活動をより応援されるという実感を持つことができるので、大きなモチベーションに繋がります。
サポート以外にも実際に投稿した記事に自分の好きな価格を付けて販売することもできます。
Kindleで販売しているものでも、noteではより高い価格で設定しても売れるとのことでした。
3.読ませる「エッセイ」の書き方
どんなに集客力のあるブログサービスを利用しても、人に読まれる記事を書かなければ、読者を増やすことはできません。
特定の活動をしていない人は、何を書いたらいいのか、迷うことが多いと思います。
今回の講義では、「エッセイ」を書くことを勧められました。
「エッセイ」は、もともと「試し」という意味を持つ言葉です。
読まれるエッセイを書くプロセスは、以下の通りです。
1.体験
自分が体験したことを、5W1Hで表現する。
2.気づき
その体験を通して、どんな気づきがあったのか、何を感じたのか、どんなことを思ったのかということを、書いていきます。
3.普遍化
自分が体験し、感じたことや思ったことは、個人的なものです。
しかし、そこから自分以外の人にも通じる、学びや教訓に落とし込むことで、自分の体験や感想が個人的なものから、より多くの人に共感される文章に変えることができます。
ここで重要なポイントは、自分の文章を自分目線に留めず、読み手にも教訓や問い掛けを投げかけ、読み手の目線を意識することです。
そうすることで、より多くの読者に読まれる文章にすることができます。
4.まとめ
今回、編集者や作家として活動されている、文章のプロの、末吉さんからお話を伺うことで、自分では気づけなかったことに気づけたり、また、より人に読まれる文章の書き方について学ぶことができました。
文章を書いても、自分に納得できないと、公表できなかったりして、続けることが難しかったりします。
しかし、末吉さんは、「書き続けることが何よりも一番大事」とお話されていたのが、心に残りました。
毎日でなくても、週2〜3回でも、書くようにすると良いとのことでした。
自分も、noteをしばらく更新していなかったので、今回のお話は、よいきっかけになりました。
自分より多くの体験を積み、より多くのことを知る人に会いに行き、お話を伺うことができて、充実した時間を過ごせました。
お話いただいた末吉さんや、今回のような機会を設けてくださった方々に感謝したいと思います。
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