見出し画像

日本の水産物は信用できない

最近こういうニュースが多いですね。漁業従事者による不正です。昨年11月に焼津で発覚したカツオの中抜き事件にはじまり、事は大間のクロマグロ、そして熊本産のアサリの産地偽装事件。中国産、韓国産を国産と混ぜて売ってたのには驚きです。

野菜や食肉と違って、魚にはトレーサビリティが明確になっていません。例えば国産をうたっていても実は違っているという、今回のアサリのようなことは他にもあると思うし、これは氷山の一角だろう。

そして私たち消費者は外国産という安い物にどっぷりとハマってしまっているのも問題だ。スーパーなどサプライチェーンは必ず「消費者が安い物を望むから」と言うが、果たして本当にそうなのか?“安かろう悪かろう”と言う言葉があるが、安い物には裏があると思った方がいい。乱獲の末獲られた魚、海洋環境の保全を無視した漁業、過酷な労働条件下で行われている漁業と、違法操業は山のようにある。

日本はある面、この違法操業、今ではIUU漁業と言うが、当たり前になっているのではないだろうか?そうでなければ我が国はIUU漁業指数がワートになるわけない。

水産物のトレーサビリティとしてMSC認証がある。一刻も早くこの制度が普及することを望む。2050年には魚がいなくなるとも言われているのだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?