旦那さんは双極性障害(2)

旦那さんに奇行は
日に日にエスカレートしていき
私の手には負えなくなりました
旦那さんのお父さんの助言があり
なんとか本人も病院へ行くことを
承諾してくれました

 今ではうつ病など 精神病の本は
本屋さんに行けば
棚一つ二つ占領するほど並んでいますが

 30年ほど前です
まだまだ隠しておきたい病気
知識も認知も少なかったです
 市内の人気の少ないところにある病院を選びました

 その時の主治医は
すぐ躁状態であることを理解し
それを押さえる薬を出してくれました

 本人が薬を飲むことを
拒むことも設定し
水薬(なんだったのか忘れた;)もこっそり
出してくれました

 帰り際
「もう二度と行かないからな!!」と
旦那さんに怒鳴られました
しぶしぶでしたが
薬は飲んでくれました
早く落ち着いて欲しく
ジュースなどにも分からないよう
水薬を入れて飲ませました
騙して薬を飲ませる
私の人生でこんな恐ろしいこと・・・

あの時の震える手と罪悪感は
今でも忘れることは出来ません

つづく…(3)へ