旦那さんは双極性障害(8)

ボロボロになった旦那さんは

病院に行く事すら出来なくなりました

まず、病院の先生が嫌いでした

 
そこに問題があるとはせず

私が先生とが話をして

薬を貰って帰る。

そんな日が続きました。

 
それでも少し調子がよくなると

旦那さんを無理やり病院に連れて行きました

 
「いつも通りです…変わりません」と

言う時は鬱状態

 饒舌にお喋りをして

でも、診察が始まるまで

30秒も椅子にじっと座る事が

出来ない時は躁状態

 診察する度に薬が増えて行きました

 待合室で 沈んだ顔のふたり

 そんな私達夫婦を

見るに見かねた看護師さんが

帰り際の玄関先で私に声を掛けてきました

 「ちょっと、お話してもいいかな…

 
私がこんなこと、絶対言ってはいけない

んだけどね…先生変えないと旦那さん
ほんとにダメになっちゃうよ…」

 

ほんと…
今振り返ると…

神様からの伝言のようでした…
初めて精神科の門をくぐって
10年以上経過していました

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