見出し画像

猫のこと…猫との生活

この間奥さんに、

「猫と暮らせる家に引っ越す?」

と聞かれた時、自分でもびっくりするぐらい無意識に、

「ん〜、どうかな〜」

と答えていた。
もちろん猫と暮らしたいし、猫との生活を渇望しているが、なぜか息をするぐらい自然に「ん〜、どうかな〜」と答えていた。

思えば今までの猫との生活は、自分が望んで実現したものではなかった。

最初は母がもらって来たし、

その猫が子供を産んだし、

子供を身籠った野良猫が、「産む時だけ部屋を貸してください」と家に入り込み、そのまま住み着いたこともあった。

それからも野良猫からうちの猫になり、子供産んで、そのまま家族に、のパターンが多かった。

今では信じられないかもしれないけど、僕が子供時代の東京の東側の下町なんてそんなもんだ。

でも、猫に危害を与える人はいなかった。
子供も大人も、街に猫がいるのが当たり前で、猫たちも夕飯時になると、各々魚屋さんとか、焼鳥屋とか、飯何処を確保していた。
お店の人も猫たちを待ってて、「ほらよ」とご飯をあげていたのをよく見ていた。

御飯時に猫が来なくて、焼き鳥屋のおじさんが夜中ずっと猫を探してたのを覚えてる。

現代は、動物を大切にしようとしてくれる人が増え、とても素晴らしい時代だと思う。
それでも昔より、動物に酷いことをする人も、命を軽んじる人も増えたように思う。

昔はただ、そういうネガティブな情報が目に入って来ないだけだったのかもしれない。

どっちがいいとかはないが、一匹でも多く動物が幸せになれるなら、自分も猫との生活を自ら望んでもいいんじゃないかと思ったりなんかして。。

だがそれでも、なぜかまだ違うと思ってしまうのは、僕は外にいる猫のために何かしないといけない宿命なのだとも思う。

猫たち。

サポートありがとうございます。完全にあなたの味方です。