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猫のこと…言葉を喋る猫

漫画や映画などで、言葉を喋る猫がいる。
それに毎回違和感を感じてしまうのだ。

別にそれが悪いとは言わないが、なんだか人間のご都合で描かれてるような気がする。

猫は「ニャー」としか言わない。
その「ニャー」にどんな意味があるのかを、人間が頑張って理解しようとするから素敵なので、こう言ってるのだと断言されるのはどうにも気持ちが悪い。
その翻訳された猫のセリフは、人間が人間を感動させたりほっこりさせたいがために作られた、言ってみれば人間の言葉なのだと思う。

猫が「ニャー」と鳴くのは人にだけ、と言われている。猫同士ではニャーニャー言い合わない。猫は人間に何かを伝えたいのだが、人間はそれを簡単に理解することは出来ない。

だから、それがいいんじゃないかと思う。
人間は理解しようと頭を捻り、あーでもないこーでもないを繰り返す。
甘えたいのかとか、お腹空いてるのかとか、具合が悪いんじゃないかとか。
いろいろ考えて考えて、猫を理解しようとする。

「ニャー」はかわいい。そのかわいさに隠れてしまい、猫の本音が隠れてしまう。
ちゃんと表情を見て、体を見て、しっぽを見て、いつもと違うとこはないかと、ニャーのかわいさに負けず何を伝えたいのか理解する。

それが人間に課せられた使命なのだ。

人間は猫を使って人を幸せにするのではなく、猫を幸せにしなければいけない。

これは「行くなー!もっと遊べー!」と言ってる猫。ここから30分遊んだ。

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