見出し画像

(1分読み)ユニバーサルデザイン(UD)の教科書151 見える化④220年前-面グラフ誕生:ウィリアム・プレイフェアと「Statistical Breviary」

見える化④220年前-面グラフ誕生:ウィリアム・プレイフェアと「Statistical Breviary」

1801年に出版されたウィリアム・プレイフェアの「Statistical Breviary」は、統計図表をさらに発展させた画期的な書籍です。本書では、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフに加えて、世界初の面グラフが掲載されました。プレイフェアの功績は、統計データを視覚的に分かりやすく表現する統計図表の可能性をさらに広げたことです。

1. 面グラフ誕生

プレイフェアは、「Statistical Breviary」の中で、イギリスとアイルランドの人口推移を視覚的に表現するために、世界初の面グラフを作成しました。この面グラフは、棒グラフを積み重ねることで、時間経過に伴うデータの変化をより分かりやすく表現しました。

2. 面グラフの特徴

面グラフは、以下の特徴を持つ統計図表です。

⑴時間経過に伴うデータの変化を視覚的に表現できる
⑵データの増減や傾向を分かりやすく理解できる
⑶棒グラフよりも多くのデータを表現できる

3. 面グラフの用途

面グラフは、以下のような用途で使用されます。

⑴株価や為替レートなどの金融データの推移
⑵売上や利益などの企業業績の推移
⑶人口やGDPなどの経済指標の推移

4. 現代における面グラフ

プレイフェアが考案した面グラフは、現代でも広く使用されています。ビジネス、教育、科学など、様々な分野で統計データを分析し、理解するために使用されています。

5. プレイフェアの遺産

プレイフェアは、統計図表の可能性をさらに広げ、現代の統計学の発展に大きく貢献しました。彼の功績は、統計データを視覚的に分かりやすく表現することの重要性を世に知らしめたことです。

参考文献

William Playfair - Wikipedia:
https://en.wikipedia.org/wiki/William_Playfair

The Visual Display of Quantitative Information - Edward Tufte:
https://www.amazon.com/Visual-Display-Quantitative-Information/dp/1930824130

補足

プレイフェアの面グラフは、現代の面グラフと比べると、簡素なデザインのものが多いです。しかし、彼のアイデアは、現代の面グラフの基本となっています。

プレイフェアの功績は、統計データを視覚的に分かりやすく表現することの重要性を世に知らしめたことです。彼の功績は、現代の統計学の発展に大きな影響を与えました。


Think Universality.Think Difference.


m.m

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?