『読書という荒野』~ビジネス書を読んでいる人たちへ~

こんにちは。MASANORIです。

「自分の夢は起業して、世のため人の為となる会社をつくっていくことです。」

このような人が最近増えていると思います。

ビジネス書や実用書ばっかり読んでいる人はこのような思想に陥るでしょう。

僕もその一人。僕は起業家などの行動力や熱意に引火して、ビジネス書を読みあさり、自分の夢をA4用紙に書き、それを天井に張り付け、友達ともそれを共有してきました。

しかし、『読書という荒野』という幻冬舎を立ち上げた見城徹さんの本を読み自分の行動がいかに浅はかであったことを思い知らされました。

彼は、「夢」「希望」を語る人間はつまらないと言います。

なぜなら、本気で現実や矛盾と戦っている人間は「語る暇がない」からです。

「夢や成功を語るほど自分というものを薄ぺらっくしていく」と彼は言います。

そのようなことを口にできるのは手に届かなかったものが手に届いた時です。その時に「これが俺の夢だった」と静かに語ればいいのです。

それまでは、自分の理想が現実でも「ただの理想」でしかないと気が付かされ、それでも矛盾と齷齪苦闘しながら血を吐いてでも、寝食せずに「理想」を「現実」にする努力、、、「努力」は違いますね。努力というのは自分で努力と言っているうちは本当の「努力」ではない、といいますしね。

とにかく毎日、やりたいことに向けて血を注ぎ、「いつ来るかもわからない死」に対して生きていくことが重要なのかもしれません。

僕はそのことに気が付かせてくれたこの本に感謝します。








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