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一口馬主への道 vol.17 2年目編

一口馬主の沼へ 一口馬主を始めて約1年が経過。第一世代は2クラブ5頭に出資、第二世代は5クラブ15頭に出資と完全に沼にハマってしまいました。 当初の戦略は競合が薄いダートで勝ち上がりを目指すというものでしたが第一世代のこれまでの勝ち鞍3勝は全て芝と意外な結果になっており、いまはダート血統にこだわらず出資する方針にシフトしています。また第一世代の出資馬の育成過程や競走結果を踏まえて「馬格があり調教を積みやすい馬」「距離が持ちそうな馬」をより嗜好しています。 毎月収支をつけ

    • 一口馬主への道 vol.16 初年度年明け編

      2023年の振り返りと近況 一口馬主初年度の2023年は新馬勝ちのラッキーと惨敗多めのほろ苦さの両方を味わう結果となりました。グリーンのニュージェネラルは新馬勝ち後、GIの阪神JFと中山ダート条件戦を惨敗して一息入れることに。モンディーンは1月小倉未勝利戦での復帰に向けて順調。ユニオンのミッドナッツソルは復帰の未勝利戦でダートを試すも惨敗し、地方交流未勝利以外では非常に厳しそうな印象。キューティクロームはゲート試験を合格も気性難が露呈し、体重が減る前にさっと追って中山デビュ

      • 一口馬主への道 vol.15 初勝利編

        ニュージェネラルが新馬戦を勝利 10月29日の新潟新馬戦(芝1,400m)でニュージェネラル(牝、父ニューイヤーズデイ、母エルメスグリーン)が勝利し、一口馬主初勝利となりました。 初戦から勝ち負けという調教時計は出ていませんでしたが、武英智調教師による絶妙なレース選択(メンバーレベル低)、富田暁騎手の起用とそれに応える好騎乗(荒馬場のグリーンベルトを積極的に確保)、手応え抜群だったエクセルブラックの四角逸走トラブル、同馬の頑張りなどがすべて嚙み合っての勝利でした。 デビ

        • 一口馬主への道 vol.14 中山遠征編

          カラフルメロディー(非出資)を応援 9/10中山に遠征。ユニオンのカラフルメロディーの応援に行きました。結果は2着と善戦。勝ったホーリーブライトの鞍上、佐藤翔馬くんはこれが初勝利で、競馬場は朝イチから祝福ムードとなりました。 グリーンのサミアドもこの日デビューでした。レースは途中でバテてしまい13着に敗退。両馬ともお気に入りのシャンハイボビーの産駒で、これからダートで活躍していってほしいです。 当日は知り合いがグリーンシートを持ってきてくれて、4コーナー付近の芝生で過ご

        一口馬主への道 vol.17 2年目編

          一口馬主への道 vol.13 小倉遠征編

          フォートポータル(非出資)を応援 9/3小倉最終日に遠征。ユニオンのフォートポータル(牡、父リアルスティール)は調教の良さから新馬戦で2番人気に推されましたが、スタートから終始進んでいかずに最後方でのゴールとなってしまいました。 メインの小倉2歳Sはアスクワンタイム(牡、ロードカナロア)の差し切り勝ち。2着のミルテンベルクも最後までしぶとく抵抗し、印象的な走りをみせました。 この日の芝は内目が荒れて外差し天国。4,9,11Rで大外の馬を本命にして、いずれも差し切ってくれ

          一口馬主への道 vol.13 小倉遠征編

          一口馬主への道 vol.12 先行募集当選編

          2023年グリーンF募集は2/5頭が当選 2023年グリーンファームの先行募集結果が届きました。 ・レッドソンブレロの22 → 落選 ・ゴージャスランチの22 → 落選 ・デグラーティアの22 → 当選 ・マゲバの22 → 落選 ・エレンシアの22 → 当選 デグラーティアの22は、申込締切日になって満口に達したとの情報もあり、比較的すんなり当選したと想像します。脚が若干曲がっているようですが、無事に育って母のように活躍してほしいです。 エレンシアの22は無料の特別提供

          一口馬主への道 vol.12 先行募集当選編

          一口馬主への道 vol.11 デビュー編

          ミッドナッツソルがデビュー ユニオンの出資馬ミッドナッツソルが8/5の札幌新馬戦でデビュー。抜群のスタートを切って道中は3番手のいい位置につけましたが、直線で追っても反応がなく、10頭立て8着という結果になりました。 シャフリヤールに3秒近く千切られた直前の追切内容や中村直也調教師の「まずは馬にとっての勉強という目で見てもらえたら」というレース前コメントから、厳しい戦いは事前に想定されており、あまり欲を持たずに応援できました。これから走りを覚えて未勝利戦で少しでも上の着順

          一口馬主への道 vol.11 デビュー編

          一口馬主への道 vol.10 デビュー目前編

          来週ついに一口出資馬がデビュー予定 ユニオンのミッドナッツソル(牝、父ビッグアーサー)が8/5の札幌新馬戦(芝1200m)に出走予定ということで、一口馬主としてのデビュー戦が近づいてきました。現地応援も一応検討しましたが、飛行機代がハイシーズンで高いので、テレビで応援することなりそうです。 北海道の育成牧場で週3の15-15から裏函に入厩、その後ウッドで時計を出しているのが2本だけなので、勝手がわからない身としては何とも言えない出走過程ですが、母マザイの早熟力で何とか善戦

          一口馬主への道 vol.10 デビュー目前編

          一口馬主への道⑨2023年度出資に対するセレクトセール結果のインプリケーション

          大盛況となった今年のセレクトセール 2023年7月11~12日にセレクトセールが開催されました。世界の合田さんの解説によると30代の経営者を含めた新規プレイヤーの参入が後押しするかたちで、セレクトセールは非常に良好なマーケットとなりました。数億円の高値がついたキタサンブラック産駒、コントレイル産駒、エピファネイア産駒はさておき、グリーンFとユニオンの会員として気になったセール結果は以下3つです。 #454 マゲバの2023(牡、父ジャスタウェイ) 9,000万円 #370

          一口馬主への道⑨2023年度出資に対するセレクトセール結果のインプリケーション

          一口馬主への道⑧追加出資編

          グリーンファーム愛馬会に入会 グリーンFで今夏の募集が噂されていたナスノシンフォニーの22(父レイデオロ)。新規入会枠での抽選を狙ってましたが、なんと今年の募集リストに入っていませんでした。残念! そこで、入厩間近のエルメスグリーンの21(父ニューイヤーズデイ)に駆け込み出資することにしました。また、年会費を考えるともう一頭出資しないと損かなということで、函館か札幌の競馬場入厩が予定されているアンナモンダの21(父リアルスティール)にも出資しました。 ニュージェネラル(

          一口馬主への道⑧追加出資編

          一口馬主への道⑦出資決定編

          ユニオンの2歳馬3頭に滑り込み出資 ユニオンの2021年度産駒3頭に出資し、一口馬主デビューしました。「肌馬の産駒がある程度活躍した実績がある」「足元まで順調に育成が進められている」馬を選定。初出走は早くて8月の札幌のイメージです。 ユニオンの1歳馬ラインナップが発表 2023年5月末に2歳馬の募集が締切となり、翌日1歳馬ラインナップの募集総額・口数、入厩予定厩舎が発表されました。 第一印象は下記の通り。 ・募集総額のインフレは軽微 ・従前の200口に加えて300口、4

          一口馬主への道⑦出資決定編

          一口馬主への道⑥出資タイミング編

          人気クラブでなければ出資タイミングを見極める余地がある ユニオンのサイトを参考に、一口馬主の出資に関係するイベントの時期と満口率をまとめました。数値はイメージです。 サンデー、キャロット、シルク等の人気クラブは一次受付完了時に有力馬の大半が満口になっていますが、ユニオンなどのクラブでは調教過程をゆっくり見極めながら出資タイミングを見極められそうです。 ただし今年の本命馬は募集締め切りを待たず満口に 自分のユニオン2022年募集馬の本命はカラフルメロディー(牝馬:父シャ

          一口馬主への道⑥出資タイミング編

          一口馬主への道➄育成編

          馬選びの最重要ファクターは「後期育成の順調度」か JRA競馬用語辞典およびJRA育成馬日誌をもとに、競走馬サイクルのイメージをまとめてみました。 近年、日本が競馬先進国である欧米にキャッチアップできた理由は、輸入種牡馬サンデーサイレンスの活躍に加えて、「育成牧場による後期育成の技術と施設の進化」であるという声が多く聞かれます。 一口馬主の馬選びにあたっては、血統や入厩予定厩舎よりも後期育成が順調に進んでいるかというファクターがより重要そうです。 育成牧場が2歳馬を外厩

          一口馬主への道➄育成編

          一口馬主への道 vol.4 ゲノム編

          ゲノム分析結果は、血統の重要性を示唆 ゲノムとは、遺伝子"gene"と染色体"chromosome"が合成された言葉で、DNAのすべての遺伝情報を意味します。 現時点で一口募集馬のゲノム情報の開示は少ないものの、将来的にゲノム情報は馬選びの重要なファクターになりそうです。 日本におけるウマのゲノム分析の第一人者である戸崎晃明氏の記事では、欧州、北米、豪州、南アフリカおよび日本におけるサラブレッド集団の主成分分析を行ったところ、欧州系、北米系、豪州系の3局に遺伝的な相違の

          一口馬主への道 vol.4 ゲノム編

          一口馬主への道③血統編

          種牡馬は、産駒の「勝ち上がり率」と「種付け料」を重視したい 一口馬主では、強い馬が多い芝マイル~中距離を避けて、層が薄いダートでの勝利を狙う作戦です。そこでJBISサーチを利用して、2022年度の中央ダート種牡馬成績を調べてみました。 自分は目先の一勝を取りに行く方針で、ホームランを狙うつもりはありません。よって「勝ち上がり率」と「低価格」を重視し、長打率の意味合いが濃い指標であると思われる「獲得賞金」と「アーニングインデックス」を軽視するかたちで種牡馬を評価しました。

          一口馬主への道③血統編

          一口馬主への道②コスパ編

          一口馬主のコスパ(費用対効果)とは ぐりぐり君のブログによると、馬主の8割程度が赤字とのこと。一口馬主のコスパを高めるには、コストを最小限に抑えることが重要になりそうです。 一口馬主のパフォーマンスを金銭的なリターンのみに求めるのは難しく、出資した馬が成長するプロセスを楽しむという効用に求めていく方がよさそうです。 コストのイメージ(ユニオンの場会) 初期費用 ・入会費:キャンペーン期間中は無料 固定費 ・クラブ会費:4万円程度/年 変動費 ・出資金:平均8万円程

          一口馬主への道②コスパ編