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水満たすこと

コップ一杯の水
溢れそうで
不安になる

8分目だと
全然飲んでいないと
横槍が入る

半分以上なくなると
勝手に注ぎ足されたりもする

空っぽだと
ああ
僕には何もないんだと思うし

「同じもので」
と意にそぐわないことも
平気で口にして
満たそうともする

勢いよく倒れる
驚く
ビックリする
ごめんなさいと言う時も
誰がやったのと問う時も
ぼう然とする時も
事実は同じ

また入れればいいじゃない
という人は大概
炭酸が苦手なのに
炭酸を注ぎ
氷はいらないのに
氷から入れる

時には
人が嫌がるような
墨汁の混濁が
心地よい時だってある

貴方には分からないのに
常識なんて曖昧な色で
着色しようとする

注いでほしい分だけ
ゆっくり
カルキを知らない水道水
入れてくれる人は稀だ

僕だって
愛する人にとってそうあるのか
自信は持てない

コップ一杯寝る前に飲み
コップ一杯朝起きて飲む
冷た過ぎず
ぬる過ぎず

そうありたいと
心から願い
ひび割れないように
大切に生きていきたいのです

今のところサポートは考えていませんが、もしあった場合は、次の出版等、創作資金といったところでしょうか、、、