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#013|HRog独自のサービス"目検"とは何か?-メケンの品格-

本日は私が所属するオペレーション部の業務の1つである「目検(めけん)」業務について紹介しましょう。


"目検(めけん)"とは何か?

「目検」の言葉の定義は?

目検とは、フロッグでは目視による検品の略語として扱っておりますが、巷ではこのような意味で活用されているようです。


誤りがないか、目視でチェックすること。目で検査すること。業界用語。

Weblio辞書「目検」


注文書などの紙媒体の帳票を 「目」で「検証=チェック」すること。
又は、コンピューターで出力した帳票を抜き取り検査する場合や、コンピューターではチェックできない人の目に頼らざるを得ないチェックに使う言葉

しらべる「目検」

基本的な意味合いとしては一緒ですね。
そのような形で目検とは、目視による検証、検査という用途にて使用されております。


目検は果たして必要なのか?

このご時世、ChatGPTなどAIの叡智を使えば、わざわざ目で検査しなくても、全て自動でできそうな気がするのですが…まだまだ、仕事によっては「人間の目」が必要な仕事があるのです。

いつかはAIで判別できるようになるのかも知れませんが、例えば体調不良時の顔色・息遣い・コンディション・周囲への配慮など、まだまだチェックする人の感情が無ければ判断できないような内容は多く存在します。

フロッグの目検も、データを見て、OK/NGを判断するのですが、機械的にジャッジできる内容と、そうでない内容があり、後者に関しては目検担当の感情が必要となるのです。
故に、フロッグでは専任スタッフを用意し、リソースを投じて、データの検品を行い、データの品質を担保しているのです。

では、具体的にどのような目検作業を行い、HRogシリーズのデータメンテナンスを行っているのかを紹介しましょう。


HRogシリーズにおける"目検"の方法

まず、HRogシリーズのデータ収集に関して説明しましょう。

世の中に存在する無数の求人サイトより、HRog独自のシステムにて情報のスクレイピングを行います。
このスクレイピングに関しては、公開されたオープンの情報のみの取得を行っておりますが、2014年から求人データをひたすら取り集めており、その総数は40億件!なかなかの件数のデータを所有しております。

求人サイトのデータを我々は「求人ビッグデータ」と呼んでおりますが、求人ビッグデータは生き物であり、日々アップデートされる活きたデータです。

実際、フロッグにおいても本noteでも紹介したように、今年の10月はセールスポジション、11月はマーケティングポジションで募集を行っておりましたので、状況は日々変わっていき、求人データも日々アップデートされるのですね。


1. 目検マスタとのマッチング

スクレイピングが終わった求人ビッグデータですが、まずは「目検マスタ」というフロッグが蓄積した求人ビッグデータとマッチングを行います。
取得したデータ(A)と、フロッグのビッグデータ(B)を結合させて、既に存在しているデータはフロッグのビッグデータに置き換えます。

しかし、フロッグに存在しないデータがAに含まれている場合、下記の通りの目検を実施します。


2. 会社名の目検

求人サイトにおける会社名は、基本的にフリーテキスト入力が可能で、企業が自由に記載することが可能となります。
よって、スクレイプしてきた際、社名はかなり自由度の高い内容となっておりますので、この社名の目検を行います。

具体的には、下記の5つのカテゴリへの分類を行います。

  • 法人名

  • グループ名

  • ブランド名

  • 事業所名

  • 支店名

このような形で、全ての企業名が上記の5つに分類されます。
「全角・半角」「スペース・記号の扱い」など、細かいルールの元、下記のような定義を行います。

この【40名で~】などの「飾り文字」は削除します


3. 住所の目検

基本的には社名とルールは一緒なのですが、住所は下記のような6種類にデータを分類します。

  • 都道府県

  • 市区町村

  • 町域

  • 丁番

  • ビル名

そして、下記のような形でデータを整理します。

地方に多い「字」は統一ルールが設けられております。


4. マスタの更新

上記の2・3で行った新規求人データの目検を行った情報を、目検マスタに反映します。
このようなアップデートを毎週繰り返し、求人ビッグデータの価値を高めていく作業を常に行っております。


もし"目検"が無かったら…

説明の通り、目検は地道な作業です。
ですが、この目検作業がなければ、フロッグのHRシリーズのデータは意味を成さないでしょう。

世の中の求人サイトをスクレイピングすることは、正直そこまで難易度が高い作業ではなく、プログラミングの経験があれば勉強すればできないことはないのですが、取得したデータの検品は膨大な作業であり、この修正の方が2倍、3倍の時間が掛かるのです。

フロッグでは目検専用のスタッフがおり、毎回取得してきた膨大なデータの目視検品を行っております。
この作業により、取得したデータを有効なデータに修正し、ナレッジとなるマスターデータのアップデートを行い、量も質も優れた求人ビッグデータを作成し、クライアントに提供します。

クライアントからも「目検をしてくれているから、フロッグのデータを利用する」という声も頂いており、嬉しい限りですね。



目検を事業にーHRogクレンジング

そして、そんな目検のノウハウ・ナレッジを、自社の求人データベースだけに使うのは勿体ない!という思いから誕生したサービスが、HRogクレンジングとなります。


お客様のデータベースを、HRogのデータベースとマッチングさせて、データの修正、補完、削除処理などを行い、綺麗な活きたデータにアップデート行います。

そして、このHRogクレンジングの特徴として、同業他社のデータクレンジングサービスと比較して、圧倒的に安い(初期費用10万円~)というのがセールスポイントです。

顧客データや、取引先データなどのメンテナンスを経験のない社員が行うのは、時間も掛かるし、精度にも疑問が残ります
それを考えると、HRogクレンジングでサクッと外注した方が安上がりとなりますし、毎週更新されている活きたデータに生まれ変わることで、一石二鳥なんですね。

年末を迎え、色々と溜まったデータの大掃除を、是非HRogクレンジングでいかがでしょうか?
是非、ご興味をお持ちいただけた方は、資料請求からこちらよりお問合せくださいませ!


本日の1曲

Stickin In My Eyes|NoFX

目検の「目(Eye)」ということで、Eyeのつく名曲をセレクトしました。
活動40周年を機に解散を宣言しているNoFXの代表曲です。
来年最後の来日公演があるので、なんとしてでもライブに行きたい所ですが…

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