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ほとけさまのおしえ「TKG」

 皆さんもうご存知だと思いますが、私はかなりの「グルメ」です。

 旅に出るとその土地の「有名店」を探しては並んででも食べたりします。

 先日も岐阜の中津川の方へお邪魔したときに、途中の国道沿いにある「牛まぶし」の有名店に一時間並んで食しました。

 もちろんスイーツも好きなので、藤井聡太さん御用達の「ぴよりん」や、「シェ・シバタ」のアップルパイなど並んで買い求めたりします。

 御同行様の出身地を聞くと、まずはその土地の郷土料理や有名店が思い浮かびます。

 「◯◯というと□□が有名ですね~」と話題を振ると、「よく知ってますね~!」と驚かれるくらいです。

 そして旅やその時の雰囲気などの記憶も、その時食べたものの味とともに思い出すのです。

 そんな私ですが、いつも美味しいものを食べているわけではありません。

 そんなに「金銭的な余裕」もありませんし、食べたくても我慢することも多いのです。

 普段の食事は「梅干しとご飯と味噌汁」で済ませることもあります。

 そして実はそういうご飯のほうが「美味しい」と感じることもあります。

 先日も久しぶりに「卵かけご飯」をいただきました。

 スーパーのお買い得商品の「卵パック」を炊きたてのご飯にかけただけですが、その時は「この世で一番幸せだな~」と思うくらい美味しいのです。

 でもきっとステーキを我慢して食べる「卵かけご飯」は、それほど美味しくは感じないでしょう。

 仏教を信仰する人で、食事の前後に「食前観」や「食後観」を唱えたりする人がいます。

 他と比べずに今ここにあるものをそのまま、食になっていただいた命に「感謝をしながら」いただく。

 この心持ちが実は何でもおいしく食べる「秘訣」なのではと感じております。


☆今日の一句☆

 いただきます
     われ幸いに
         食を受く


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