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仏教に学ぶ生き方、考え方「弱い立場の人に対して心がけること」

 夜のお勤めまでちょっと時間が空いたので「ファミレスネタ」をもう一つ。

 ファミレスでの遅めのランチの帰り際、隣にお客さんが座りました。

 そして注文をして配膳されたものに何か「クレーム」を言い出しています。

 それとなしに聞こえてきたのは、セットで頼んだのに「単品」で来たことに怒っていらっしゃるようです。

 店員さんが「すみません」といって、セットメニューを追加して持ってきたときにも怒りが収まらない様子で、「普通に単品で食べるやつなんかおらんやろ?これって言ったら普通にセットで頼んどるんとちゃう?」と店員に詰め寄り、店員さんも何度も謝られておりました。

 それを聞いて、なんだか悲しい気持ちになりました。

 言葉のやり取りで、「誤解」が生まれることはよくあることです。

 私も注文したものと違うメニューが運ばれてきたこともあります。

 でも注文をもう一度確認する時に、ボッと聞いていることもあり、ちゃんと「確認しない」こちらが悪いことも多いのです。

 どちらが間違っていたということもないような時は、相手を「思いやる」心持ちでいたいなと思っております。

 今回の場合、セットにするかしないかの違いだけでちゃんと訂正してセットにしたのだから、普通に「ありがとう!」と言えばお互い気持ちよくいられたのにと感じてしまいました。

 そして店員さんはお客さんに対してはなにかと「弱い立場」なのです。

 例えお客さんが間違っていたとしても「謝らなければならない」立場をわかっていて、怒りをぶつけるのはいかがなものでしょう?

 仏教的に考えると、すべてのものはご縁であり、そのご縁をどのようなご縁にするのかはその人の「心がけ」にかかっているのだとあらためて感じ入りました。


☆今日の一句☆

 ねぎらいの
     言葉一つで
         いいご縁

 

 

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