仏教に学ぶ生き方、考え方「朝に何かをするということ」
皆さんは「毎朝」していることはありますか?
よく「散歩」をしたり、「黒酢」を飲んだり、「ヨガ」をしたりという人がおりますが、私はお坊さん定番の「読経」をいたします。
出かけたり、忙しかったりするときもあるので、欠かさずと言うことではないですが、何もない普段の朝はほぼ欠かさず「読経」します。
この読経にいろいろと付け加えてきた結果、だいたい「一時間」ほど費やすようになりました。
まずは真宗で大切な浄土三部経の中の「仏説無量寿経巻上」を全部読みます。これだけで速く読んでも三十分近くかかります。
その次に「偈文」(げもん)と呼ばれる「正信偈、和讚、念仏回向」と読み進めます。
それが終わると、「引声」(いんじょう)〜「和讚」〜「四奉請」(しぶじょう)、念仏回向と諳(そら)んじます。
そして「御書」と呼ばれる昔のお手紙を二〜三通読み、最後に「御式文」(おしきもん)を通読します。
これらは、いつも唱えるものではありません。
しかし急に「これでお願いします」などと言われることもあるので、ほぼ暗記するくらい読み込んでいないと、しどろもどろになったり、その度に経本のページをパラパラめくらなければならなかったりします。
結果ちょっと「間延び」してしまうのです。
それらを読んで、そこに気分で「歎異抄」なども付け加えることもあります。
全て読み終わった後は、頭が「スッキリ」して、前向きな気持ちが湧いてきます。
声を出して音読することは「脳科学的」にも良いそうなので、これからも続けていこうと思っております。
☆今日の一句☆
毎日の
スタートお経が
堰を切る
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