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仏教に学ぶ生き方、考え方「わかったフリ」

 よく「もっとわかってほしい」「なんでわかってくれないんだろう」と言う人がいます。

 特に若い人に多いように思います。

 それに親や先生は「なんでもわかってるよ、話してごらん」とか「わかってあげられなくてごめんね」などと言う人もいます。

 一見すると「優しい言葉かけ」のようにも思います。

 でもその人のことを「本当に」わかっている人は果たしているのでしょうか?

 例えば言葉を尽くしていろいろな説明をしても、みんなが「同じように」思い描けるかというとそうではありません。

 それどころか「全く別のこと」を思い浮かべることもあるのです。

 それをお釈迦様は「業が違う」とおっしゃられました。

 つまり、今まで生きてきた「環境」が違うから同じものを見ても「全然違う捉え方」をするのが当たり前なのです。

 ということは、もともと「わかりようがない」ことを「わかってもらえない」と苦しんでいるんですよね。

 でも「そんなのわかりっこないやん?」と言ったら、たちまち「バッシング」されてしまうような世の中です。

 「真理」を伝えるのは意外と難しいのです。


☆今日の一句☆

 わからない
     私はあなたじゃ
           ないからね

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