見出し画像

28日間の、あたりまえのしあわせを       13550円で買った件

13550円で、あ、あのことかと、気がついたあなたは、偉い!

今回は、まさかの1000字超えです。

片頭痛予防薬「エムガルティ」(ヒト化抗CGRPモノクローナル抗体製剤)を10日前、注射しました。

注射後2,3日は軽い片頭痛の予感はありましたが(強烈な肩こり)
本格的な片頭痛にはならず、以後は、予感(強烈な肩こり)もなく、快適な毎日を堪能しています。

通常、鎮痛剤等、1ヶ月に10回以内におさえるよう指導されます。
私の場合、イブを毎日飲んで1ヶ月で60錠入り一箱なくなってました。
「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」と診断され、
薬絶ちし、予防薬(ミグシス)に切り替えました。

多少、ミグシスの効果はありましたが、それでも、気圧の変化、
極端に暑い時期、寒い時期は、月に10日くらい、片頭痛に悩まされて来ました。

年に1度は、頓服(イミグラン、レルパックス)も効かず、病院へ注射に行きます。

帯状疱疹後のある日、片頭痛のあまりの痛みと嘔吐で、病院へ行ったところ、
先生から、注射が出たので、試してみてはどうかと打診されました。
その時は、1回13550円の注射なんて・・・。考えさせてくださいと帰宅しました。

そしてコロナワクチン接種後、発熱はひいたものの、
ひどい片頭痛が数日続き、この苦しみから逃れられるなら、13550円出してもいいや!と決心がつきました。

この注射は、片頭痛の原因ではないかと疑われているCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)の働きを、4週間24時間ブロックします。
一日中、CGRPがいないか見張って、見つけるとブロックする私にとっては身体の中に常駐してくれる頼もしい警備会社みたいな注射です。

4週間ごとに13550円かかるけれど、
頭痛に悩まされない日々がなんと幸せなことか。
ほかの人は、片頭痛の痛みを知らず、生活していてなんと幸せなんでしょう。私はこの幸せをお金で買いました。
お金で買える幸せもあるということを、今実感しています。

へたすると、月に10日は、目の玉をキリで突き刺すような痛みに耐え、
苦しみのたうち回っていました。
いつも、月に10回しか頓服は使えないと、日記に記録しながら、先の不安におびえる毎日でした。
その苦しみから解放され、毎日が輝いています。
朝日を浴びても頭痛がこない。まぶしい光も、うるさい音も、生ぬるい空気も臭いも平気。これなら赤ワインも飲めるかもしれない。肩こりもない。
化学調味料のたっぷり入ったインスタントラーメンも食べても頭痛にならないかも。今まで避けて来たことが、出来るかもしれない喜びに満たされています。
この先も、医学が進歩して、もっともっと安価で簡単な薬が開発され、世の中の片頭痛患者が救われる日を切に望む今日この頃です。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

毎度のように、後日校正訂正するかもしれません。


追記:
喜んだのもつかの間、2日間ほど片頭痛で寝込みましたわ。(>_<)





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?