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7季通して背中を押し続けたこと《中編》

こうしてジェッツは2013-14シーズンから新たな挑戦を始めたが、私がジェッツの試合を観るのは平塚での試合から約1年半だった。

私が見ていなかったその間、ジェッツが味わった魔の10連敗というのは噂に聞いてはいたが実際それをコートの側で味わった方々の話を後日聴くことができたのは私にとって一緒に応援するのにあたって貴重な財産でありそういった思いを抱いている方々の気持ちに寄り添い続ける必要があるのだと覚悟した。

さて、その1年半のブランクがあって、再びジェッツの試合を観ようというきっかけはほんの些細なものであった。ただその契機の詳細についてこの場では敢えて記さないでおきたい。
その時は軽い気持ちで久しぶりに千葉ジェッツの試合を観に行こうかといった試合が、2014/11/2の佐倉市民体育館でのvsトヨタ(現:A東京)であった。この前日ジェッツは強敵トヨタ自動車に勝ったというのを知ってはいたが、残念ながらこの日は敗れてしまった。

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でも私がその試合で目を引いたのが、そのシーズン練習生から選手契約を勝ち取った石井講祐選手の華麗な3ポイントシュートだった。
そこそこコートに近い席だったこともあるが間近で彼の弧を描くようなシュートを決める姿に惚れ惚れした。

そしてジェッツの各SNSアカウントをフォローしてジェッツの結果を気にするようになった。その後12/28の市川市塩浜体育館での熊本ヴォルターズ戦で初めてジェッツの勝利を目にすることができた。

その後数試合ジェッツの試合を観戦し、ジェッツは2015/3/25の千葉ポートアリーナで強敵東芝(現:川崎)に惜敗するも棚ぼたでプレイオフへの進出を決めた。だがその場で喜ぶジェッツの選手達は殆どいなかった。あの時の小野龍猛選手の虚ろな表情は今でも忘れられない。

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その後ジェッツはNBLで初めてプレイオフに進んだが、蒲田の大田区体育館で日立(現:SR渋谷)に歯が立たないまま2戦連敗で地力の差を見せつけられてシーズンが終わった。
そんなしょげている私にジャンボくんが優しく手を差し伸べてくれたのは今でも覚えているよ。

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