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随筆・エッセー

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「口からも涼やかな夏に」 ペンネーム:岡 國太郎さん

先日寝込むほど体調をくずし食欲不振となった。日頃は母の分も含め、居酒屋風おとこの手料理での夕食だが、仕方なく出来合いのパック入りにぎり寿司ですますことにした。だがその寿司パックには食欲増進作用もあるいわゆる「ガリ」と呼ばれる生姜の甘酢漬けがついていなくて、物足りなさが残った。そこで、今が旬である新生姜を使っての甘酢漬けを手作りしてみることにした。ネットで作り方を調べてみると、新生姜の皮をむいてスライサーで薄切りにし、湯通ししたところに、砂糖と米酢を煮込んだ熱々の甘酢を掛けてさませばできあがりだ。途中スライサーで中指の爪までスライスしてしまう不覚もあったが、上々のできばえに満足。焼き魚や煮魚、サラダなどいろいろなおかずにもよくあう。もちろんそのままで酒肴になり、食卓でのお気に入りの一品となった。そうしたとき、大量のミョウガが安く売られているのを目にして、同じく甘酢漬けにしてみた。紅色をしたミョウガは、甘酢の漬け汁をルビー色にしてくれ、その色合いまでも楽しんでいる。生姜やミョウガの甘酸っぱさとそのすがすがしい辛みは、一服の清涼剤にもなる。今年の夏は、節電、クールビズと共に涼やかな味覚で乗り切ることにしたいと考えている。

ペンネーム:須藤克明さん

人は一人では生きてゆけないという!
しかし一方では、人は一人で生まれ出でて、一人でこの世を去るといわれている!
矛盾?どこが?

人は人の優しさをほしがるが、どこかにけして得ることのできない焦燥感を感じている!
人生は無常?
でもそれって本当かな?
疑ってみてもいいかも!

ペンネーム:西浦さん

現在のままでは仲間から外されそうで、毎日頭の中の半分ぐらいは何か書けないかな、何を書いたらいいかなと迷っているのになかなかまとまらない。何か書かなければ仲間から外されそうで心配。子どもたちと練習している人形劇のこと、夢二のことを子どもたちに伝えたい、じじばばの孫育て応援記、忘れられない子どもたちのこと、浮かんでくるがまとまらなくて筆が進まない。もう少し、もう少し。

ペンネーム:三原末広さん

子供たちが小さい時、車で旅をしていたら、「お父さん、お月さんが追いかけてくるよ。」と末の子が行った。「遠くまで来てるのに、家からずっとついてくる。」というのだ。「友達になりたいんかね。」と答えた。
あれから何十年経ったか、子供達は大人になり、皆離れて暮らしている。あの時と同じ月が夜空に浮かんでいる。
「皆の顔は見えないけれど、お月さんは皆の顔が見えるんだよね。」と、つぶやく私。

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