その14 大事なのは、テストですか?(739文字)
1 はじめに
授業について、若手の先生から、こんな意見がありました。
「(ペーパー)テストないんで、適当でいいかなと思うんですが…」
「3 時間の単元なので…」
「苦手なんで、適当にやろうかと思っています…」
「あんまり(授業する)意味ないんで、軽く流そうかなと思ってます…」
どういう意味が、こめられているんでしょうか?
若い教員による、このような発言は、特に気になります。
ベテラン教員であれば、豊富な経験に裏打ちされた理由を慮ることも可能性として小さくないかと思っています。
「若手」「新任」「ベテラン」と、一括りに考えることを是としない前提のもと、若手、新任など経験や視野の広がりの少ない可能性のある教員のことは、しっかりと見とり、導きたいと思う今日この頃です。
2 おわりに
どんな言葉が、若手教員の心に、ヒットするのでしょうか。
・ペーパーテストの点数が大事ですか?
・受験のための勉強が大事ですか?
・目の前にいる子どもは、小学校の6年間を、毎年毎年、複数の先生で見とって育み、導いていきます。
・苦手だからこそ、しっかり教材研究してください。
・複数の学年を見越した、教材研究、授業づくりをしてみてください。
・自分の好き嫌いではなく、その授業から子どもが何を学んで、どんな幸せな瞬間を得られるか考えてください。
・まず、教科書通りに授業をつくってみてください。
・学習指導要領に書いてあることには、責任を持って取り組んでください。
・自分の教育観が、逃げの気持ちに(1%でも)なっていたら、それは子どものためになりません。
・先生は、一番何で困っていますか?
・一緒に教材研究しませんか?
どれも若手、新任の心の中とは、検討違いのように思えてなりません…。
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