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愛は勝つ

 「なんとかなるだろう」という根拠のない自信により地域おこし協力隊として着任してから3カ月が経過してしまい、未だ展望も見えぬまま今もなお「為せば成る、為さなくともなるようにはなる」と気楽に構える愚か者は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。

 佐木島で農業振興を目的に地域おこし協力隊として三原市様より任命して頂き、「なんとかなるだろう」と安直に構える私も着任まで幾ばくかの不安を抱えながら佐木島に移住しております。具体的な例に関しまして新規就農するにあたっては、ありきたりなもので耕作放棄地や柑橘圃場を紹介してもらえるかどうか、倉庫は見つかるか云々です。現時点では倉庫は確保できておらず、無ければ無いなりに工夫するしかないのだろうと愚か者の私は凝りもせず安直に考えるわけでございます。
 
 振り返ると令和6年1月1日(月)が活動開始日とされており、私が佐木島に移住したのは令和6年1月3日(水)になります。着任したとて圃場も無ければアテも無く手持ち無沙汰な状態から始まりましたので、ざっくりと挨拶を済まし着任前に名刺を頂いた佐木島町内会長様に連絡を取り相談することとし、以降あれやこれやしていく内に現在に至っております。出会いは始まりであり機会であると改めて実感する次第でございますが、人である以上合う合わないはもちろんございますし、不要な関係性をなおざりにしろとまでは言いませんが、もし気の合う方がいらっしゃれば歩み寄ることも大事なことであるとも感じております。どこで誰とどのように出会いその後どうなるかなど知る由も無く、取り敢えず来たるべき時を待ち「為せば成る、為さなくともなるようにはなる」の精神で完璧主義に徹するのではなく、どこかで妥協することも大事なことであるようにも感じております。檸檬を中心に柑橘栽培を行おうという目標を掲げるも9割方デコポンとなり、段々デコポン農家にシフトしつつあるそんな私ではございますが、こんな記事でもどうか皆様にとって笑い話にでもなれば幸いに存じます。それから整地した耕作放棄地に関しまして、無事32本の檸檬苗を植え付けることができました。フライングオーベーションでしょうか。数多のコバエが私の周りを飛んでおります。

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