三原市地域おこし協力隊 柴田將志

三原市地域おこし協力隊の農業振興として取り組んで参ります。 活動拠点は三原市鷺浦町佐木…

三原市地域おこし協力隊 柴田將志

三原市地域おこし協力隊の農業振興として取り組んで参ります。 活動拠点は三原市鷺浦町佐木島になります。 どうぞ宜しくお願い致します。

最近の記事

よろしく哀愁

 全国の観光を愛する皆様こんにちは。私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。私は好んで各地域の道の駅や温泉巡りなどをしており、その都度、訪れる地域で生産される果菜類や特産品を知り後学の為、購入しそれらを使って料理したりすることを趣味としています。ちなみに広島県は14市9町の23団体で構成され、各地域ごとに特産品があったりと、あまり周知されていない美味しい物が沢山存在し是非知って頂きたいと思い部分的ではありますが、ご紹介させて頂きま

    • ぽかぽか

       お花見の季節も終盤を迎え、花が散り始める頃には桜のことなど忘れ、来年もお花見の季節を我々は迎えるわけでございます。ところで、あと何回こうして桜の花を愛でられるのかと考えれば人生とは儚くもあり惨たらしいものであると改めて感じる次第でございます。こうした刹那的美しさの余韻に浸れるほど余裕も無く忙しなさを美化する精神があるのも日本という国で暮らす以上、忙しなく過ごすことを余儀なくされるのも非常に悲しく、勿体ないとすら感じられるわけであります。このように根付いてしまった精神は個人で

      • 愛は勝つ

         「なんとかなるだろう」という根拠のない自信により地域おこし協力隊として着任してから3カ月が経過してしまい、未だ展望も見えぬまま今もなお「為せば成る、為さなくともなるようにはなる」と気楽に構える愚か者は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。  佐木島で農業振興を目的に地域おこし協力隊として三原市様より任命して頂き、「なんとかなるだろう」と安直に構える私も着任まで幾ばくかの不安を抱えながら佐木島に移住しております。具体的な例に関しま

        • みんなちがって、みんないい

           普段のお料理に青ネギをワケギに変えて味の分かる大人になった私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。ワケギという野菜に馴染みのある方は少ないかもしれませんが、ワケギの生産量は都道府県別に見ると広島県が最も多く三原市や尾道市で主に生産されています。佐木島について言えば、青ネギよりもワケギの方が調達が容易でその為、青ネギに代わってワケギをよく消費しております。食味としては、あくまで私の感想ですが、青い部分がニラと青ネギの間、白い部分が

          ぴよぴよ

          3月10日(日)に協力隊の活動を地域住民に知って頂きたく、とある行事に参加して参りました。佐木島に移住してから2か月余りが経過し、私なりの心境を参加者の皆様にお伝え致しました。しかしながら皆様にとって私など、どこぞの馬の骨のような状態であり右手にマイクをもって手汗をかきながら皆様に向かって第一声、「ピヨピヨ」と鳴いておりました。どれだけ取り繕ったとて、現状、卵の殻すら割って出てこれていないヒヨコ未満のような状態で、そんな私が皆様に何かをお伝えするなど大変おこがましいとさえ感じ

          継続は力なり

           継続することの難しさを思い知らされ、徐々に自信を無くす私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。本日は、JA広島果実連の技術員様同伴のもと技術指導ということで私がお借りしているデコポン園地にて剪定作業を一緒に行っておりました。私のような一端の人間を気にかけて頂いていることは非常に有難く、また私達の剪定作業の様子を園主様も見に来られておりました。園主様は御歳91歳で今もなお柑橘栽培に携わられております。私はその事実に愕然としており、

          一長一短の島暮らし

             島暮らしについて少し掘り下げてご紹介してもよいのではないかとミカンハダニの防除作業を行いながら考えにふけている私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を主に行っている柴田將志と申します。    山間部や島嶼部等の小さな地域社会に身を置くことに理想的なイメージを持たれる方もいれば、その反対もあるわけで前者について例を挙げるのであれば「のどかな生活」、後者については「人間関係」などが皆様思いつくところです。これらはどこにいようと付属するもので要は考え様と結論づ

          隣の芝は青く見える

          こんにちは。私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を行っている柴田將志と申します。今は間伐した木の片づけに追われております。ところで皆様、三日連休いかがお過ごしでしたか。私は気分転換のため島外に出ておりました。たいてい、休みは平日の日課にオプションとして観光や温泉といった娯楽が加わるだけで、基本的に私は買い物して食って飲んで寝るの平凡な過ごし方で休日が終わります。島嶼部だからといって過ごし方が変わるわけではありませんが、島内の商店ですと材料運搬費などの経費がか

          反面教師

           かの夏目漱石は「アイラヴユー」という英語を、日本人の美徳を表さんとして「月が綺麗ですね」と訳したのはわりと有名な話ではないでしょうか。またその対となる返しが面白く「死んでもいいわ」と答えれば、当人の教養を知れるのだと一時期、流行ったのは何年前のことでしょう。    さて令和ということで多くの皆様も時代の変化を待ち望んでることだと思います。そこで、三原市にある佐木島で地域おこし協力隊として農業振興を主に活動している柴田將志が令和版ということで「アイラヴユー」を日本語訳にしてみ

          うんまっ!

           帰路に向かう途中、大きな声で斉藤和義の”歌うたいのバラッド”を歌っていたら後方に部活帰りの学生がいるのに気付かず、すれ違いざまに面を食らったことは皆様あるのかと思います。そんな私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で柑橘栽培を主に活動している柴田將志と申します。    本日は少し早めのデコポンの剪定を行いながら”地域おこし協力隊としてどうあるべきか”という漠然とした疑問を頭に浮かべながら作業を行っておりました。如何せん考えても正解というものが分からず、だんだん考えるの

          次の写真の柑橘の品種について名称を答えよ。

           こんにちは。檸檬を中心に栽培していこうという目標を掲げるも、だんだんミカンにシフトしつつあると当初の目標から脱線しつつある私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で農業振興を中心に活動している柴田將志と申します。   理由は耕作放棄地の活用よりも、この島に限らずではありますが、事業継承のほうが需要が高いからであります。跡継ぎ不足及び高齢化に伴い、圃場を縮小される農家様より度々管理をしてもらえないかとご相談を頂くことがございました。それ故に当初の目標よりもかけ離れてしまう

          次の写真の柑橘の品種について名称を答えよ。

          会釈という非言語的コミュニケーション・・・

          こんにちは。三原市地域おこし協力隊として農業振興をメインに三原市にある佐木島で活動をしている柴田將志と申します。 現在、地元の農家さんの下で柑橘の選果や出荷のお手伝いをしつつ、耕作放棄地の雑木を伐採したり草を刈ったり等して整地にしております。だいたい6割程度進んだところでしょうか。そちらでは将来的にリスボンやピンクレモネードといった品種の檸檬の苗を植え、その後、荒れ地にならないよう防草シートを敷こうと考えています。と一人語りをしながらnoteに寄稿しております。 さて、佐

          会釈という非言語的コミュニケーション・・・

          時と運

          一般運転者の皆様こんにちは。1月15日(日)に広島県東部運転免許センターにて運転免許の更新を行ってまいりました。優良運転者ということで更新時間が大幅に短縮されゴールド免許の恩恵をあずかっております。 そんな私は地域おこし協力隊として三原市にある佐木島で農業振興として活動している柴田將志と申します。 佐木島に越してからかれこれ10日余りにはなりますが、いかんせん農地の確保が難しいのが現状であります。まだまだ先の長い道のりになりそうです。今は地元の農家さんの下で農作業のお手伝

          成人の日に

           こんにちは。三原市にある佐木島で地域おこし協力隊として農業振興をメインに活動をしている柴田將志と申します。  1月8日(月)成人の日にFMみはら様にてラジオ番組の出演依頼を頂きました。恐れ多くも今回で2回目のラジオ番組の出演になります。ラジオ番組に初めて出演したのはFMチューピー様にてJICA海外協力隊での当時の活動を紹介させて頂いた折でした。当時の私は何を思ってかアドリブこそ番組に臨場感を与えるものだと意気込んで特別準備もせず、いざ当日、出番を迎えたならば、まともに質疑

           初日

           三原市地域おこし協力隊の佐木島で活動している私は柴田將志です。  令和6年1月4日(木)の初日はJA鷺浦支店にて諸々の手続きを済ませた後、挨拶周りをして参りました。その後、鷺浦の出荷場を見学し、歩きながら島の様子を観察しつつ、その様子を写真↑に収めましたので紹介も兼ねてここに綴りたいと思います。  ここ佐木島に限らずでありますが耕作放棄地や猪による農作物の被害が散見されています。担い手不足、すなはち少子高齢化が背景にあるのでしょうが歯止めは効かず歯がゆいものです。しかし猪に