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[雑記]リスクとの付き合い方

初めに

投資を始めて《リスク》というものについて考える様になりました。その考え方についてまとめてみました。

リスクの本質

リスクという言葉が日常生活で使われるのは《良くない事が起こる》や《危険》という文脈で使用する事が多い様に感じます。しかし《じっちゃま》をはじめとした投資家の方が使われる場合、それだけではなく《不確実性》という意味で使われら事が比較的多い様に思います。リスクの本質は《不確実性》=《ボラティリティの高さ》だと最近は理解しています。

不確実性が高いと。。。

一般的にリスクが高いと、その分期待できるリターンは大きいと言われます。いわゆるハイリスクハイリターンです。例えば、投資信託などの場合は予想利回りがあるとは言え、本当にそのリターンが受け取れるかどうかは確実ではありません。株価や債券価格、為替などが動けばその分変動幅が変わるため、予定していた数字よりも上回ることもあれば、下回ることもあります。

この不確実さを、金融商品の《リスク》と言います。不確実な度合いが大きければ大きいほど、リスクが高いと言われています。反対に貯金であれば元本が保証されていてリスクが低い分金利は低く、得られるリターンが少なくなります。

リスクと期待値(損切りの設定)

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発生しうる事象の発生確率とその際の数値(例えば損失や利益)を全て足し合わせたものが期待値です。例えばあるクジ引きで1/2の確率で100円もらえ、残り1/2の確率で50円失う場合の期待値は、1/2  x 100+ 1/2 x (-50)=25円です。クジ引きの値段が10円ならお得ですし、50円ならやめておいた方がいいという事になります。

投資において確率を計算するのは非常に難しいですが、得られる利益もしくは損失の項はある程度コントロール出来ます。損切りラインの設定です。例えばオニール流であれば、-7%で損切り、+20%で利確といったルールを決めておく事は期待値のコントロールと言えます。

それぞれ50%の確率なら期待値は、-7 x 1/2 + 20 x 1/2 =+6.5%です。

投資におけるリスク要素

じっちゃま曰く、《株式市場には、老獪な投資家や、目にも止まらぬスピードでトレードするすばしっこい連中や、へそ曲がりで意地悪な空売り筋などの曲者がウヨウヨしている。僕が30年、株をやってきてつくづく感じることは、株式市場はジャングルであり、毎日がサバイバルゲームだということです。》

まさに市場はリスクとの戦いです。下記は私達のバイブル《米国式投資の技法》からの抜粋です。市場にリスクをもたらす要素として下記の様なものがありそれらをどれだけアンテナ高く見定められるかもポイントです。金融リスクは下記の三つに分けられます。

◼️流動性リスク

◼️信用リスク

◼️市場リスク

これらの中には、取引停止、不正会計、市場閉鎖、情報、倒産、信用担保、金利、為替等のリスクが含まれます。

リスクと付き合い方

◼️どんな『リスク』が存在するのか事前に確認する
◼️どの程度『リスク』を受け入れることができるのか自分許容度を把握する

この二点が重要です。

市場でのリスク回避方法

表現は異なりますが、常に《じっちゃま》はこれに触れられていると考えています。

①良い決算を確認して入る

良い決算を確認して株価が上がったのを確認して入る。これも正にリスクの回避方法に他ならないと考えています。Amazonが決算をミスすると思いましたか?その様な考えもしない事を予想するのは不可能なので、《確認出来てから入る》が正解だと最近は考えら様になりました。

②テクニカル

またテクニカルもリスク回避には重要です。ある株を保有し続ける事は大切ですが、それは市場のリスクに大切な資金を晒し続けている事にもなります。無駄にリスクに資金を晒さないためには、上がる見込みが高い時点からインする事が重要です。そのため落ちてくるナイフ(まだまだ落ちるかもしれない)を掴みにいくのではなく、ブレイクポイントを超えた事を確認して入る、更にはサポートラインが出来た事を確認してから入る。これは非常に重要だと考えています。

用語

◼️リスクオン

比較的リスクが高い投資対象が好まれる局面、地合いの事。

◼️リスクオフ

比較的リスクが低い投資対象が好まれる局面、地合いの事。

最後に

リスクについて考えてみました。投資を始めて少しは賢くなったかも。。。そうでもないか!というお話でした!

最後まで読んでいただきありがとうございます(≧∀≦)


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