見出し画像

ゴールデンビーツガスパッチョ

 ビーツはアメリカでは一年中手に入りますが、ベストシーズンは6~10月だそうです。黄金色のゴールデンビーツも同じで、産地であるニューヨークでは6~11月がシーズン。どちらも言ってみれば夏の根菜ということになります。
 一般的なビーツはあの真っ赤な色が魅力的ですがたゴールデンビーツの色もまた眩しいくらいの黄色ですばらしいですね。
 今回はこのゴールデンビーツを使って夏向きの冷たいガスパッチョにしました。ビーツが黄色なのでその色が損なわれないようにトマトも黄色いものを使いました。より爽やかさを加えるためにキュウリは必須ともいえますが、完成したガスパッチョの色が少し濁ってしまいました。味を取るか色を取るかということなんですが、それほど気にならないのであればやはり味を優先させますよね。ゴールデンビーツのガスパッチョにはシェリー酢がよく使われますが、キュウリ同様出来上がりの鮮やかさが失われる原因になります。なので透明な白ワイン酢を使うことを勧めます。味はほとんど変わりがありません。
 もちろん赤いビーツでもおいしいガスパッチョができます。赤いビーツの場合は他の食材の色を気にする必要がないので楽かもしれません。
 食べてみると「ゴールデンビーツってこんなに甘いんだ」とびっくりすると思います。この甘さが酢、レモンの酸味ととてもよく合うんです。ゴールデンビーツを見つけたらぜひ試してみてください。もちろん赤いビーツでもオーケーです。
 

材料
ゴールデンビーツ:大1個/エシャロット:1個/イエロートマト:中1個/キュウリ:小1本/ニンニク:2粒/レモン汁:1個分/白ワイン酢またはシェリー酢:大さじ1/塩:適宜/オリーブ油:適宜/ミントの葉:適宜
 
作り方
1.ビーツの皮をむいて2㎝くらいのサイコロに切ります。
2.鍋にビーツを入れてひたひたになるくらい水を注いで火にかけます。沸騰したら中火にしてビーツが柔らかくなるまで煮ます。
3.ビーツをすくい取り、ザルに上げて水を切る。鍋に残った煮汁は大さじ4くらいになるまで煮詰めます。
4.エシャロットはスライスして軽く塩を振って揉んでおきます。
5.トマトは一口大、キュウリは薄くスライス、ニンニクはみじん切りにして、エシャロットは水分を絞ってブレンダーに入れ、レモン汁、酢を加えてスムースになるまで攪拌します。
6.ブレンダーの中身をボウルに空け、塩で味を調えます。酸味がもう少し欲しいときは酢を、さらりとしたスープにしたいときは水を加えて調整してください。
7.冷蔵庫で十分冷やし、器に注いでオリーブ油を少々、最後にミントの葉を刻んで散らします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?