伝わらない。時に使いたい簡単なテクニック

アウトプットの一つ「話す」について考えたとき、ただストレートに物事を伝えるよりも、しっかり話を伝えなければならないと思う。

そんな時"伝わる話法"というモノを考えたい。

僕は部下を持つ立場としていつも伝わるかどうかを意識して話してきたが、実際に話法を学んだりしたことはなかった。

表情や身振り手振りを入れること、目を合わせるなどといったことは意識してきたが、言葉の順序とかについては考えもしなかった。

しかし、そのことが伝わらない原因だったようだ。

部下に改善を求める時がまさにそうだ。。。

相手を褒めることは気持ち的にもやりやすく、簡単に伝えることができるが、改善してほし事や注意といったことを伝える時、こちらも勇気がいる。

なにせ持っている部下は全員信頼してるし、仲も良い方で割と楽しく日々を過ごしてる。

その中で注意して関係性が崩れたりするのは、非常に恐れていることだから、なかなか気持ちの準備が必要になる。

言語が違ったり、文化が違う人に伝えるときは尚更勇気がいる。

実際、伝えきれずにギクシャクしたことも一度あるので困っている。


そこで使いたい話法がある。

Yes But法だ。

先にいいニュースで相手を和ませ、しっかり悪いニュースも受け取ってももらうという話法である。

たとえば、部下に遅刻が多く、しかし業績が上がっているとき。

そんなときは、
「最近業績が上がっていていい感じだね、ただ遅刻がもう少し減らせたら最高だな」
といった感じにいいニュースから伝えるのである。

逆に順番を変えるとこうだ、
「最近遅刻が多いな、せっかく業績が上がっているのに台無しだよ」
といった感じだ。

ぜひ自分上司に言われるところを想像してみてほしい。

おそらく最初のYes But法の方が受け入れやすく、頑張るぞ!という気持ちにさせると思う。

伝える側としてもいいニュースは話しやすいので、先に話して勢いをつけることで伝えるのが楽になるはずだ。

実際この方法で伝えたとき改善は早かった。

話の順序を変えただけだったが非常に役に立つ。話しやすいのも随分助けになる。

何より部下が成長するのが早くなる。
これはすごく嬉しいことだ。

意識的に取り入れて、もっと伝えるのが上手になれば嬉しいと思う。

頑張ってこう。

PS.たまに観察が上手な人がいて、話し方を変えたことにも気がつく場合がある。

しかし彼らは優秀だから、むしろそれが助けとなって言うことをよく聞いてくれるようになったりする。

優秀な人の上司は成長を見せることが大事だと感じる。彼らはそれを歓迎してる。

だから期待に応えたい。

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