vs FC東京

ここからはベンチワークの差をついて

川崎は新井、山村、長谷川、脇坂、家長、知念、レアンドロダミアン

 FC東京は児玉、岡崎、内田、安倍、大森、アルトゥールシルバ、矢島

このベンチの差は大きい。

川崎はたいていの選手が流れを変えられるに加え、山村はC大阪時代からのクローザー役がいる。どの選手がスタメンに入ってもおかしくない。まして、家長は昨年のMVPである。だが、アタッカー陣の守備力はスタメンの阿部と齋藤とは差がある。レアンドロダミアンと長谷川がスーパーサブとしてベンチにいるのは脅威だ。鬼木監督は基本75分ごろまで動かない。

対して FC東京は流れを変える選手がいないといってもいいかもしれない。ルヴァン杯の試合で流れを変えたという成績を残した選手はいるが、川崎相手ではレベルが違う。

先に動いたのは FC東京。高萩→大森にした。この時東がボランチに入る。ここから川崎の一方的な展開になった。川崎のファーストプレスは渡辺か橋本にかける。この二人が後ろのパスワークでは足元が劣る。変えるなら橋本だったと思う。昨年の多摩川クラシコでも橋本のミスから失点している。まだ、東高萩のボランチの方がパスは繋がるだろうが、長谷川監督の信頼が厚いのだろう。守備面において橋本は不可欠だが、ハードワークタイプの大森、東側、高萩なら大丈夫だと思うが、、、。その後の FC東京は内田、矢島を投入したが完全に消えていた。多摩川クラシコ初挑戦だからか、ボール触っても消極的なプレーしかできていなかった。

川崎は齋藤→長谷川に交代。齋藤も途中までであったが十分な出来であった。その後の長谷川は無理のない仕事ぶりだった。仕掛けはほぼ0。確実に勝つ選択をしていた。これは成長。その後、知念、クローザー山村を投入。ここからはクロスがきてもジェジエウ、谷口にプラスして山村が跳ね返す。知念もキープが目立つ。そして中村憲剛の次のセカンド DFとして走る。

川崎は90分間、家長とレアンドロダミアンを残して勝利。層の厚さが凄い。

8月は連戦が重なるがアタッカー陣は入れ替えがいっぱいあると思う。

しかし、守備はどうか。今回のベンチは DF登録0で山村がCBをできるくらい。馬渡、奈良が怪我でいないが返ってきて即スタメンとはいかないだろう。

これからの鬼木監督の采配が楽しみだ。

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