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青木仁志「目標達成の技術」を読んで

はじめに


ある目標達成のためのコーチングを受けています。その中で、課題本であった青木仁志さんの「目標達成の技術」を読んだ感想を今年の最後に書きたいと思います。

全体的な感想

目標達成のために必要な要素が全てパッケージングされている本でした。具体的には、目標達成のための人間の本能的欲求、学習サイクル、成功の定義、成功を阻害する10の要素、目標達成の原理原則、信念の力などについて詳しく記述されています。今回実施しませんでしたが、途中ワークがついているのでそちらをやると自信の人生の目標の設定までできる本になっていると思います。以下、印象に残った3点と一つの詩を抜粋します。

思考の壁

ある時、著者の研修に参加したAさんとBさんがいた。Aさんに研修の感想を聞くと、「あまり効果がなかった」と。Bさんに聞くと、「とても効果があって、目標も達成でき非常に感謝している」と。Aさんに参加の目的を聞くと、「何か参考になる点が1つでも2でもあれば思って参加した」と。Bさんに聞くと、「今期の営業目標を達成し、収入を上げるため参加した」と。Aさんにもう一度参考になる点はありましたかと聞くと、「もちろん参考になりました」と。Aさんは目的を達成していました。

曖昧な思考からは曖昧な結果しか生まれない。目標達成する人は、常に自分の目標、目的に直結するものを選び取る逆説的に言えば、あなたが求めていないものは、決して手に入ることはない。
目標や目標達成のための課題をクリアに持つことで、それを手にすることができるので、いかに目標や課題を具体的に描けるかが重要だと感じた。

成功者としての自己概念の形成

できると思っている人はあきらめない。できることを証明しようとする。できないと思っている人は周りがいくらできると言ってもできないことを証明しようとする。新しいことに挑戦しようとした時、その分野ですでに実績のある人、知識・スキルのある人と自分を比較して、自己評価を下げ、自分はこんなものかと思うときがある。しかし、ダイヤモンドは磨く前でも価値がある。自分はその研磨される前のダイヤモンドだと思い、一生懸命磨かれて行く心構えが必要だと感じた。

信念の力

信念とは人が言う今の心。人生の灯台のようなもの。その光の強さは実績の量と質に正比例する。そのため、自分の願望は言語化し、口に出し、その達成を認識し、信念の光を強く、強くしていく。そして、人生の道が切り開ける。

自分の人生の価値を棚卸し、方向見定め、自分の心に灯をともし、自信という名の頑丈なエンジンを造り、自分でハンドルを握り突き進んでいくことが、目標達成や幸せな人生を送る上で大切だなと思いました。目標の明確化やアファーメーション、願望の言語化と達成の確認を繰り返していきたいと思いました。アファーメーション用の著者の詩を記します。

成功の詩「私には価値がある」

私には価値がある。
私には無限の英知と知恵がある。
私は自分の可能性を信じる。
私は自分をこの宇宙において、唯一無二の存在と認め、自分の中にこの宇宙の無限のエネルギーが内在していることを信じる。
私は成功するためにこの世に生まれてきた。
私は幸福になるためにこの世に生まれてきた。
私は成功のための条件を全て内に備えている。
ちょうどダイヤモンドが、研磨される前にも、ダイヤモンドとしての存在価値があるように、私も私自身の存在価値を承認する。
私は価値のある人間だ。
私はすばらしい人間だ。
私は自分を大切にする。
私は自分を最高最大に生かしきることをここに誓う。
死をむかえた時に、私は私に対して”よくやった”といえるような人生を全うする。
なぜなら私には価値があるからだ。

青木仁志「目標達成の技術」

最後に

本書冒頭に、目標達成を推進する前に自分自身への信頼感が必要である。自分を信じる力。つまり、自信です。私にとって、自信は今年のテーマの一つでした。まだ見ぬ自分の可能性を信じ、来年も磨き込んでいきたいと思います。

それでは良いお年を!






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