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聖なる一歩〜エジプト旅vol.2〜

エジプト日記1日目
エジプトはカイロ空港到着。
朝の4:15

20歳大学生を助けるところから。
「日本人ですよね?」と声をかけた。
「はい。そうです。」と。
彼は、ダハブにいる友達のところへ行くようだ。
ダハブにいる友達はクラファンでお金を集め、世界一周旅行中だそうだ
Terminal3に到着しTerminal1へ移動しないといけないようだが、それがわからなくて困っていた。

つたない英語で。
空港スタッフに質問し、英語にちょこっとアラビア語が交じるような返答もあり、とりあえず、彼をTerminal1へ行くシャトルバスへ案内することができた。

また、日本人がいる〜!


まさかのさたけ(コルクラボメンバー)と合流!
僕は今回polcaで支援してもらって海外、初の一人旅の聖なる一歩を踏み出した。
みんなが背中を後押ししてくれるから、しっかり立てている気がする。
ありがとう。

で、さたけもエジプトに行く予定だったみたい。
僕がわちゃわちゃしすぎてて言いにくかったかしら…ごめん。
「polcaの趣旨的に、私も行くことがおおっぴらになるとつまらなくなるじゃん」と大人なコメントを頂いていたのだ。

さたけとカイロ空港で合流し、ボーダフォンで4GB購入する。
160EGP(1100円くらいかな)

カイロに市内バスで行きたいのにそれが難しくて困るw
その間に「タクスィ」とおじさんが次から次へと声をかけてくる。

僕は「No!」と答え、おじさんは「Where do you go?」と聞いてくる。
「Ramses(ラムスィス)」と答えると、「乗れよ!」と言う。
「How much?」に対して「150EGP」と返ってくる。
僕は「NO、ガーリー(高い) I dont want」と、伝える。

このやり取りでおじさんは去っていく。
おそらくカイロ空港を離れるまで4・5人対応しただろうか…。

さたけは僕にこう言った(たぶんこんなんやった)

ほんまにいい人なんですね。無視とかしないんですね。ちゃんと向き合うというか返答するというか…。

そんなとこ褒められるんや…ありがとう。

3EGPでオンボロバスに乗車。
1秒に1回以上クラクションがなる。
信号がない。
バスに人が飛び乗ってくる。
バスが動いているのに人は降りていく。
交差点に躊躇なく突っ込んでいく。
人は車の間を縫って歩いているし、横断している。
もう何がなにやらわからない。
とりあえず、危ない。
さらに、オンボロバスは窓が全開である。砂埃がむちゃくちゃに入ってくるので、喉が乾く。
きれいとは言えない都市だ。

タフリールで、降りる準備を始める。
日本人だからか、バスはちゃんと止まってくれている。

「お腹へったね。」と朝ごはんを探す。

急にハゲの男性が話しかけてきた。
名前はアリ。虫けらとちゃいます。と日本語で話してくる。
「ダウンタウン!」とか「おおきに!」とか言うてるw

彼についていき、初のエジプト飯を食べる。
「15EGP出せ」と言われ素直に出す。
でてきた朝ごはんはコチラ。

1つ3EGPのようだ。
数えてみると、僕とさたけに2つずつ、アリも食っている。
5個買って、15EGP。
許可も何もなく…。
これがバクシーシ(チップ)というものか…。

【polcaお返し】

✅現地の人とツーショットを(やっさん)…まだまだ撮るよ!
✅現地の人の似顔絵を書いてプレゼント(ゆきさん)…とりあえず1回目(写真撮ったが、wifi環境悪く、またあげるね)

アリと写真を撮って、アリの似顔絵を描いて渡す!


彼はシュクラン(ありがとう)と言って、ポケットにそれをしまった。
さたけには、さらっと絵を書き出すからもっと上手いんかと思いましたって言われる始末w
で、さらにバクシーシとして、持参したあめちゃんを彼に渡した。
「家族がいるから、8個くれ!」という厚かましさ。
さらに「消えるボールペンは持ってないのか?」と厚かましさに拍車がかかる。食事が終わると、 ホテルを紹介すると言われたが断ってきた。

ここでさたけとは1度お別れだ。
同じ宿に泊まると、二人でしゃべるからそれは良くないと…。

その後、ハニーという男性が声をかけてきた。
僕が行こうと思っていた、スルタンホテルについて「汚いからやめておけ、俺が紹介してやるよ。」と言った。そうすると、もう一人の男性がさらに声をかけてきた。エジプト人2人で話している隙に僕は、車がビュンビュン通る道に歩き出した(エジプトでは普通w)

そして、スルタンホテルが2Fに入っているビルの4Fにある「ベニス細川家」というホテルにチェックインすることに…。

ベニス細川家は日本人が経営している安宿で、つい不安な僕は4Fまで足を運んでしまった。

到着したのは9時頃。

ハナサキという日本人が迎えてくれる。
僕で満員だと言う。
12時まで入れないがそれでもいいか?
と言われ、OKと返答する。
ホテルのルールの話しを聞く。

12時までの時間がもったいない僕は、エジプトの情報収集のために、ハナサキという男性に声をかけた。

ハナサキは10ヶ月エジプトにいるらしい。
話を聞く限り、俺はエジプトを知っていてお前は知らない、舐めるなよ。みたいな態度が鼻につく。

「10ヶ月もエジプトに?すごいですね。なれました?」と問う。

「慣れてなければ10ヶ月も居れないですよね。」とまた尺に触る返答。
慣れたか否かを聴いているんだ!

こいつ友達いねーだろうなw だからエジプトおるんか?と感じた。
(ブラックまさまさが出ている)

さたけから連絡が来る。

思っていたより緊張疲れが初日に出たか、チェックイン後動く気が起きない。

元気な僕は、ギザのピラミッドに向かおうと決める。

ベニス細川家のスタッフやハナサキは、4500円でギザのピラミッドツアーをやっている話しをしている。
以前、ぼったくられてラクダに乗るのに8万円払った日本人の話しを筆頭に、でてくるわでてくるわ、日本人のぼったくられ話。

その話を聴きながらも、ツアーなのではなく、自分の足で住民・市民に巻き込んでいくことが必要だと思い、一人荷物を背負いなおし、ギザの3大ピラミッドへ。

まず、50分くらいバスを探すに迷う。

運転手に「ギザ?ギザ?ギザ?」
と地名のみ大きな声で伝えて「ラ(違う)」を言われ続け、やっとのことで見つけたバスターミナル内のバスに乗り込んだ。

なんだか、バスはションベンくさい。

一秒に一回以上、クラクションがなる。

急にバスに乗ってきたおじさん。
大声でタバコのようなものを売りはじめた
まじでうるさいw

ほんまなんなのこれ…。

すぐぼったくってくる人たちが多いがバスの中では女性や年配に席を率先してゆずる暖かい人たちがそこにはいた。

バスに50分ほど揺られ、ギザの3大ピラミッドが見えるとこまで来たので、どこかいまいちわからないが、下車した。

歩いていると、入り口を探していると、「チャイニーズコリアジャパン?」と言って近づいてくる人が居たので、ジャパンと答えると「山本山!」と言ってくる。
山本山ってだれだ?
関取か?

入り口がわからない、は続く。
OWNDAYSのメガネをかけ、メガネ屋の女性に声をかける。
親切に必死に英語を話してくれた。
おっさんはぼったくるが女性は大丈夫ってことか?

日本から持ってきた、キャンディをあげた。

ギザのピラミッド…入り口がわからない。

タクスィのおじさんが声をかけてきた。
「2EGPでどうだ?」と聞くと、「OK、乗れ」と合図がきた。
歩いても良かったが経験を取ろう、と初めてタクスィに乗る。

「エントランスへ」と言ったが、そのままラクダ市場のような場所へ連れていかれ、友達だという男にバトンタッチされる。
その友達に店の中へ促される。
No money(金はないぞ)と言っていると「no money!come on!」と語気を強めて言ってくる。これはぼられるぞ!と思いながら恐る恐る、素直に部屋の中へ。

その彼はギザのピラミッドの話しをしながら「ジャンボ尾崎」と友達とか言っている。おそらく嘘だ。嘘で日本人の気を引き

日本語を少し使い、ボッタクろうとするのか…。
信じるものか!

you’re Lier!(君は嘘つきだ)
で、相手は怒る。

肩をバーンとしてくる。

バクシーシ渡さないと怒るw
Have a nice day!
と逃げるように出てきた。

こんな場所だった。入場料払う前に、ラクダのってどないすんねん!

ギザのピラミッドの入場料は値切れず。

途中でムハンマドというナイスな男性に会えて、色んな説明をしてくれた。

他の定員からのバクシーシを防いでくれ、色々なところで説明をしてくれ、色んなところで写真を撮ってくれた。

色んな観光物の前にはバクシーシまちの人が居る。
ムハンマドは「そいつらは無視をしていいよ!」と、言ってくれ、彼らを遠ざけてくれた。怒られたりしながらも…(たぶん)。

同い年の男性だった。
すごく楽しかった。
人の暖かさに海外でも触れて泣きそうだったよ。
で、「キャメルに乗るか?」と。

これは来た。

ぼったくりスタートだと。
値段交渉スタート。
出会ったエジプト人は全員嘘をつく。君もか?

エジプトに来て1日目で「全てのっていうのは言い過ぎじゃないかい?」と言われ、確かにそうだと…。

I believe you.(信じるよ。)Promise(約束)
と約束をしてキャメルに乗る。

1時間200EGP(約1200円)。

初めてのラクダ。
すごく楽しい思い出を作ってくれた!

さて、お別れの時間だ。
200EGPを渡してシュクラン(ありがとう)と。
バクシーシ(チップをくれ)と。

すごくサービスが良かったので、100EGP余分に渡そうとした。
ムハンマドは、「日本円をくれ!」というではないか。100EGP600円くらいだしと思い1000円を渡す。

すごく物足りない顔をして、もう一枚と言ってくる。このあたりから少し嫌な気持ちが起きたが、ツアーを頼むと4500円。自分の交渉で3200円になるのは悪くないと、もう1000円渡す。
欲求は止まらない。この辺りで楽しかった思い出は消えつつある。

彼は「Are you Happy?」と聞いてくる、僕はNoと答える。

「君は200EGPと言っただろ。
お前も嘘つきで約束破りではないか!」

彼は、「キャメルは200EGPだと言った。だから200EGPだっただろ。今は俺のチップの話だと…。だから、もう一枚くれ」という。

僕は悲しい顔になる。

じゃ、ちゃんと言うべきだ。キャメルは200EGP、さらに僕のサービスにチップを…と。だから、2000円以上は渡さない」と言った。

彼も悲しい顔をしながら、息子の写真を見せ「息子のためにもう一枚」という。僕は「息子は関係ないだろ!」と言い返す。「嘘つきじゃないか!」というと彼は猛反対しながらも、三段のピラミッドをくれた。僕は物が欲しいのではない。気持ちは悲しいと言った。彼はポストカードをよこした。ものじゃないんだ!

Culture is deifferent,so difficult
文化が違って、難しいと返す。

でも、でもだ。
異国の地に来て、こんな気持ちになれたのはムハンマドのおかげだと、感謝していると伝えた。
友人には紹介してくれるか?と言われたので、紹介するよと言う。

キャメルとムハンマドの写真を撮ってハグをして別れた。



この熱狂と冷却の繰り返しなんなんだ…。
疲れる。

さて、帰ろう。

ツーリスト!
ヘイ!
タクシー?
など、休む暇なく声をかけてくる。

無視をしたら、その後の会話が自分に向けられているように感じるし、返すのもしんどいし…。

バスがわからない。

行きしなの3EGPで来たバスがわからない〜。
タクシーは高い。
マイクロバスは乗ったことがない…と。

マイクロバスが通ると大声で「タフリール!」と叫ぶ、相手は「???」顔をする。

それを繰り返す。
マイクロバスはとまってくれない。

するとイケメンの男性がアラビア訛りの英語で話しかけてくれたので地球の歩き方を見せる。

タフリール?ラムセスだ!
と。

彼がマイクロバスを止めてくれ、9EGPでかえってくることができた。

今日のピラミッドツアーは宿では4500円だった。
ほか、メンフィスやカッサーラと言った他のピラミッドも観光も付いている。

帰宅後宿のアラビア人だけど日本に帰化するらしい土佐さんに「どうだった?」ときかれ、いきさつを話す。

そんなに大変な思いをするなら君は3200円くらいだったかもしれはいけど、他のピラミッドは見れなかったわけだ。4500円のツアーの方が良かったね!」と言われた。

いや、今日のプロセスを自らの足で踏んだから、価値があるんだよ。
聖なる一歩は、自ら踏むことでしか聖ならないんだよ…。

そう思った。

過保護にしては、聖なる一歩踏み出せないボーイになるんだよー!

でも、すごく疲れた。
でもすごく楽しかった。
そして、たくさんの愛情にも触れた。
ムハンマドのお金をねだる行動も、誰かを愛するために必要なお金のためなのかもしれない…。

晩ご飯はさたけと再度合流しコシャリを食べた。

さて、明日から、宿で出会った日本人3人集とさたけと5人で黒砂漠・白砂漠ツアーに行く。

最後に、✅秋月さんのpolcaお返し【ピラミッドを前に俳句を詠んで来てください】

・わぁぁぁぁ おぉぉぉぉぉぉ ピラミッド!
・アラビア語 通じぬ時は 関西弁(それでも通じません)
・熱々の 砂漠の上に 聖なる一歩
・バクシーシ チップ程度か いや、ぼったくり
・ピラミッド 9つ連なり クフファミリー

センスのなさが半端なくて、逆に素晴らしいww

今日はこのへんで、ばいばい。

サポートありがとうございます。 あなたのそのお気持ちのおかげでnoteを続けてこれました。 去年は1年で120本…みなさんのおかげです。これからも誰かに届く文章をかいていきたいです。