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僕がPaul Harndenを着る理由

Paul Harndenが大好きです。ほぼ毎日着ています。
でも高い。えげつない高い。ジャケットだけで約30万。
一見どこにでもあるようなカジュアルなジャケット。洗いざらしで、気兼ねなく雑多にしてもキマる魔法の服です。僕はこの雰囲気に魅了されて、つい買い足してしまいます。しかし、僕がPaul Harndenを着るのにはもう一つ理由があります。

面白い人と繋がり、最終的に仕事をもらえるから。

は?っていう理由ですよね。笑
実はこれを立証する研究があります。
2019年にPrinceton Universityの研究で、違う服を着ている人の写真を50枚被験者に見せて、その人がどれくらい仕事ができるかを測ってもらったそうです。実験結果として、高価そうな服、お金持ちそうな服を着ている人の方が能力が高そうに見えるという結果が出ました。しかもその判断スピードは130ミリ秒で決まったというものでした。顔だけ変えて、様々な服を着させても、その結果は変わりませんでした。そしてもう一つ、「仕事が出来そうと判断した人は実はお金持ちではない」という言葉を付け加えた上でさらに印象が変化するかも検証したところ、この人は今お金持ちではなくても、今後出世するだろう、と被験者は判断するという結果になりました。これはつまりどういう事かと言いますと、たとえ金持ちではないという化けの皮が剥がされたところでその人の能力レベルは変わらない、仕事を任せられる人間だ、という印象を決定づけられることに繋がるからです。

僕はそれに付け加え、わかる人にはわかる、だけどセンスを問われる服(GUCCIのようなハイブランドやプレミアがつくようなSupremeなどを固めて着るいやらしい服を着たくないので)をいつもチョイスしています。そこでたどり着いたのがPaul Harndenでした。
Paul Harndenを着ていると、声をかけてくださる方は大体がアート関連やデザイン関係のお仕事をしている方です。予期せぬところからお声をいただくこともしばしば。

もし、これを読んでいる方がデザイン系やアート関連でお仕事をしたいという方はぜひPaul Harndenの服に挑戦してみては。

ちなみに、この研究では「高そうな服を着ていると能力が高く見られる」というものなので、無理せずPaul Harndenを着なくてもそれっぽく見せられればOKです。あからさまにブランド品を纏うも良し、自分のセンスで高見えする服装でも良し。
ぜひ試して見てください。

参考文献
Alexander Todorov et al.(2019)Economic status cues from clothes affect perceived competence from faces

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