経営者に聞いた「仕事ができる人とは?」の回答がとてもシンプルだった
シンプル イズ ベスト。これは突き詰めていくとどこの業界にもありそうな言葉だと思います。それはビジネス、仕事にも当然言えることです。
以前、飲食コンサルのベンチャーに勤めていたときに、良くして頂いていた社長さんにご飯に連れて行ってもらった際に、
「仕事ができる人とは?」という話になったことがあります。
普段、あまりそういう話をしない人なので、どんな答えが来るのだろうと思ったのですが、予想以上にシンプルな答えが返ってきた。
「会話を止めない人だね」
当時、まだ私が社会人になりたてでもあったため、すぐにその意図は図りかねたのですが、続けて
「キャッチボールをするとよく言うけれど、それに例えるならキャッチボールを止めないが正しい」
「キャッチボールは相手にボールがあるときは基本的に待ち。そうではなくて、相手側にあってもボールを止めないようにする人は仕事ができる。」
と説明してくれました。
今となっては教訓のようになっていますが、当時この言葉を聞けて本当に良かったと思います。
例えば、仕事ができるを「収益を生み出す人」としたときに、収益が誰からもたらされるかというとお客様です。つまり、仕事ができる人はお客様から収益/仕事をもらうことが非常に上手い人と言えるでしょう。
営業などではよく起き得るパターンだと思うのですが、自分が精力的に動いていても相手が忙しく、相手側で止まってしまう状態はよくあると思います。
進め方にもよりますが、そのときに進捗を聞かれればできない人は「相手で止まっています」と答えるでしょう。一方、できる人は「止まる」という状況にすらならないでしょう。
期日や次にお伺いを立てるタイミングなどを計算・意識して、相手にボールがあっても相手が投げ返しやすい状況を常に作っているはずです。
先ほどの定義から少し逸れますが、ディレクションなどで言えば、「制作物」を納品するまでにスケジュールや進行方法で調整が多々発生すると思います。調整がなかなかうまくいかない人がいますが、その理由も調整するメンバーとの会話を止めてしまうからです。
相手が答えにくい内容や、答えにくくする環境を作ってしまっているのでしょう。
仕事のできる人は会話を止めることなく、常に相手と会話を続けられる人。相手にボールがあっても、当事者の意識を持って自身から場をコントロールします。
だからこそ、常に相手からの連絡が絶えず、動き回っているのでしょう。
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