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エッセイ

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木幡が時々、自分の奥底で思うことを言葉に書き出して綴ります。
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記事一覧

ものさしの外に触れた旅

2週間前のこと。友人を訪ねて、山形県酒田市へ旅行にいってきた。 2日間の滞在でいろいろと感…

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静寂に身を浸すことで感じられた「小さな声」

ときどき自分の声が小さすぎて聞こえなくなるときがある。 綺麗だと感じていたものへの確かな…

2024.04.07

昨日、吉祥寺を友人に案内してもらった。先日、関東での暮らしも4年が経ったと書いたがまだま…

天狗だったあの日の自分へ

以前から気になっていた『大学1年生の歩き方』を読んだ。ちょうど明日から4月。この土日に街で…

2024.03.24

遠くへ旅をすることが好きだ、と気づいたのはここ最近のこと。多くのひとが言うような現地のこ…

2024.03.20

Google Photoを遡っていたら、3年前の今日が鶴見に引っ越した日だったらしい。休学時代の1年も…

2024.03.17

自宅の鍵を失くした。昨日の夜、部屋の前にやれやれと思って辿り着きポケットをいくら探しても鍵がない。リュックの中に入れたのだろうかと思い手を入れてみるものの全く出てこない。 しまった。時刻は23時を回ったところ。不運なことに大家さんの電話番号をスマホに記録していない。不動産屋の営業時間もとうに過ぎている。扉の前で血の気が引いた。ここに帰ってくるまでに寄った店のほとんども営業が終わっている。 どこにも連絡がとれず、しばらくアパートの前の道路に佇んでいたが、このままだと野宿かフ

ちょっとだけ話したいことを掬い取る

もう社会人になって3年が経つ。入社したばかりのころは3年って遠いなあと本当に遠い目をしてい…

やっぱり、健やかに生きるのは大切だ【2024年1月ふり返り】

気づけば、2024年の12分の1が終わってしまった。早い。時間が過ぎていくのが早すぎる。世の中…

「よいものをつくりたいじゃないか」と思った2023年

2023年も残りわずか。今年は12月28日の最終営業日とともに自宅で休みを迎えて落ち着いた年末を…

取材の場が好きだと思い出した話

生きていると、ごくたまに今日出会ったことは大切に記憶のなかにしまっておきたいと思う素敵な…

どうしてモテに絡め取られてしまうのだろうか

けっこう前から、恋愛についての話を友人にするとnoteに書いてほしいと言われることが多い。最…

28歳

28歳になった。あと2年で30歳かと思うと随分遠くまで来たと実感する。昨年ほどアラサーという…

記憶の断片

空気が秋の気配を帯びてきた。少し前まで湿っぽかったのに、夕方外に出ると肌にまとわりつく感覚がなくなった。 長袖を着る季節の方が僕は大好きだ。 *** 最近、部屋に枝を買った。 花は貰ってもよく枯らしてしまう悲しい運命を辿っていたので、長持ちする枝はなんとも適当な僕に合っている。 花瓶と枝。喋るわけでもないのに、部屋に植物が居てくれると安心する。自分が目をかけて、保とうとする存在がいるからかもしれない。 枝を花屋で買えると知ったのは、確か3年くらい前。マッチングアプ