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山本幸輝というランナー

土曜日に17日のふくしま駅伝(福島県の市町村対抗駅伝)を走る友人・山本幸輝(こうき)と練習をした。

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ともに東北出身という共通点があるふたり。彼と出会ったのは、約5年前。僕が大学1年生、彼が高校2年生の時だった。

福島県浪江町出身の彼は、高校2年の夏休み、アメリカに行き地域貢献を学ぶプログラムに参加したことをきっかけに地元浪江を盛り上げるアクションを起こした。

2014年、仙台で高校生がまちづくりに参加する場づくりをしていた僕たちの元へ福島から来たのが彼だった。当時からエネルギーに溢れた高校生で、浪江を盛り上げたいという想いが強く、まさに突っ走っているという言葉が似合うやつだった。

そんな幸輝が高校3年の秋、通っていた高校の駅伝メンバーとして県高校駅伝を走り、11月のふくしま駅伝を走った。

高校まで陸上をやっていた僕にとって、少なからず彼が駅伝を走っているという情報は琴線に触れるものがあった。東京の大学に進学した後も毎年11月にはふくしま駅伝を浪江町の選手として走り続けてきた。

仙台と東京。僕と幸輝は、事あるごとに東京で会ったり、時にはドライブがてら女川に行って女川丼を食べたこともあった。それから幸輝が友達を連れて浪江に行くツアーについて行ったこともあった。

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僕と幸輝の大きな共通点は「地域」の文脈だったが、会うごとに走ることの話にはなっていた。なんで走ってるの?と聞くたびに、彼の答えはハッキリしていて。

変わらず自分が走ることが「浪江を伝えることになる」からという答えが返ったきた。

ふくしま駅伝というと学法石川高校時代の遠藤日向選手や半澤黎斗選手のような全国区のランナーが地元の市町村の代表として出ることでも知られるが、彼は決して有名なランナーではない。僕がこのnoteを書いたところで、何がどうなるかも分からない。

しかし、高校生の時に地元にアクションを起こし、ランナーという共通点を持っている人間として彼を応援せずにはいられないのだ。

殊、東北の被災地のなかでも福島の沿岸部は原発という他の2県とは異なる問題を抱えている。それでも地元をなんとかしたいと行動をし続ける彼のチカラ、そして背負っているものは大きい。

将来の陸上界を担う有望なランナーや実業団ランナーが圧倒的な走りを見せる一方で、地域の名前を背負い走り続ける多くのランナーがいるのも駅伝の魅力だと思う。

17日、今年も浪江のユニフォームを着て走る姿を待っている。

がんばってほしい。

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さて、ここからは今週の僕の練習記録を書いていきます。
僕も17日に日体大記録会に出るので頑張ります。

11.04-11.10練習記録

4日 60分ジョグ
5日 60分ジョグ
6日 1000×3(3'17"-17"-15")
7日 20分ジョグ
8日 60分ジョグ
9日 朝5kmジョグ、午後8000mペーラン(予定)→6000m(3'40"/km)1周抜け、1600m(2'03"-3'38")
10日 60分ジョグ

週間走行距離 75.06km
11月走行距離 103.06km

今の目標 5000m16分30秒を切る

残り21日

幸輝と走って力の差を見せつけられた部分もある。苦しいなかで体を動かし続けていく、粘っていく力が足りない。そこを一段階上げていく必要性を感じた。あとは、キツくなった時にどれだけポジティブにい続けられるかも大事だと思う。ついついキツくなってくるとネガティブな感情に覆われてしまうので。そこが次のテーマになると感じた。

レース予定

11月17日 日体大記録会5000m
12月1日 日体大記録会5000m
12月15日 5時間耐久リレーマラソン@日産スタジアム
3月1日 東京マラソン

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