これからのお金を学べるJPYC3

私はブロックチェーンの講演やコンサルティングの仕事をいただいてますが、実はビットコインの売買は少ししかしたことありません。
2017年から2020年までVALUというサービスがありました。このサービスは個人の価値をビットコインを使って株のように売買できるものでした。そこに自分のVALU(自分の株のようなもの)上場させたら、それをビットコインで買って下さった、とてもありがたい方々がいて、少しだけビットコインを持っていたことがあったのです。

それもすぐ売ってしまいました。約5万円程度でした。
因みに、私のVALUの時価発行総額は45ビットコインだったのですが、サービス終了とともに、すべて消えました。そのうち1万分の1くらいが売れただけだったのです。

ブロックチェーンの仕事をしながら、暗号資産の理解が低いようで恥ずかしい話ですが、売ってしまった理由もあります。

日本での普段の買い物には日本円を使うしかなく、日常生活でのビットコインの使い道がないこと。

価格変動が激しくて、目の前の仕事が忙しいのに、それを中途半端に気にするのが面倒くさかったからです。

投機目的か、暗号資産(仮想通貨)への愛とも言えるようなものがないと持ち続ける積極的な意欲がわかなったのです。

ところが、2021年の今になってみると、ビットコインやイーサリアムの時価発行総額はナスダック上場の大手企業と同等となり、これをもとにした経済圏もさらに発展して、以前より かなりに気になってきています。(昨晩は暴落してましたが)

仮想通貨、暗号資産がそろそろ気になりながらも、手を出してない人って、世の中に多くないですか?

ただ、価格変動の激しい暗号資産(仮想通貨)を中途半端に持って、変に気を使いたくもない人はそうそう簡単に手を出す気にもなれなくないですか?

私は今まで全くそうだったのですが、いい加減もっと積極的に関わろうと考えるようになってきました。この分野の現実の経済に占める割合が日増しに大きくなってきていること。その一因が、新型コロナ以降の各国中央銀行の果てしない金融緩和による法定通貨の希少価値の減少によるものであることだからです。

70代、80代の方々は、2021年の今もキャッシュレスに対応できてない方は多いです。紙幣と硬貨だけを今も絶対視しています。それは人生の大半がそうだったから移行することに心理的なハードルが高いのでしょう。

普段の買い物か決済全てを全部クレジットカードでおこなっていると、経費精算や、会社の決算とかびっくりするほど便利にできるようになってきましたが、70代以上でそれに手を出す人はかなり知的な人でも少ないです。

そして、50代の私が、2021年の今、このブロックチェーンベースのお金のようなものを実際に使わないのは、これから必要性を増す技術を試してないということではキャッシュレスを試さない70代以上の方と一緒なのだなと、比喩的に理解できるようになってきました。

暗号資産を使いこなしている若者からしたら、私も私の親の世代も同じようにしか見えないだろうと思うからです。

とはいうものの、現在もビットコインとイーサリアムで実際の買い物はしにくいですし、価格変動も激しすぎる。この分野で、新しいお金の形を実際に使って学びたい。それに最適なのが日本円ステーブルコインのJPYCなのです。

法律的にはSUICAのようなものです。技術的にはイーサリアムの技術を利用しているので、ブロックチェーンで管理されています。アマゾンでの買い物に利用する手段が用意されています。これを使って、自分も実際の使い方を勉強してその経験を共有して、僕と同じような状況の人がこの分野を理解するきっかけにしてもらえる記事をこれから書いていこうと思います。



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