#note感想文 by ネットの縄文人

noteを使って1997年くらいのインターネットを思い出した。

懐かしいんだ。

インターネットが急速に広がりだしたその頃、グーグルはまだできたばかりで、ヤフーは検索をグーグルに外注することになったけど、

その頃は、ネット上に自分の文章を書いたり発信することが、嬉しくて、そう、それが、ただただ嬉しくて、検索に引っかかるかなんて少しも考えずに書きたいことを書いて喜んでいたんだ。

こざかしいこと考えたりもしてなかった。それが役に立つとか立たないとかじゃなくて、ただ面白かったから。

それが、時を経て、検索の上位に表示されるようにSEOをうまくやって、アフィリで儲けようとしたりとか、純粋な表現でないことをビジネスとしてやる人が増えて、ネットは便利にはなったかもしれないけど、初期の感動を失っていった。

noteが懐かしくなるのは、それが儲かるかとか、それが検索で探してえもらえるかということを、考えず、書きやすくて、面白くて、しかもそれでも、純粋に読んでくれる人も(少しだけど)出てきてくれたりして、それが、あの頃の面白さと似ていると感じるからなんだ。

ただ、ほとんどの人にとって、一円のお金にもならないで書き続けることはなかなか難しい。noteは、儲けることを意識しないでも、少しでもサポートしてくれる人もでたりする。僕ですら、一人、サポートしてくれる人が出てくれた。もっともそれは面識のある人が、同情してくれたのもあるみたいだけど、それでもサポートはサポートだ。とても嬉しく感謝してる❗

これは昔の無邪気に発信して喜んでいただけ以上のものだ。

そういう点ではnoteはあの頃を超えている。

良く分析はできてないが、noteを運営している人たちは相当賢くセンスがいいのだと思う。

noteはトークンエコノミーのようなモデルこそ現時点で採用してないものの、独自経済圏を着々と拡大しているらしい。

これも素晴らしい。

ただ油断ができない点もある。まだまだ、多くの人は実利性や単純な面白さを求めているだろうから、noteの(良く分析はできてないが)エッセイ風のコンテンツが多い印象は、これにドンドン食いついてくれる人が増えるのかあるいは、noteが違う方向性も取り入れて進歩していくのか、まだまだその過程にいて予想できない。僕は一ユーザーに過ぎないからだ。

もともと、 KUMA FANという自分のCampfireで作ったコミュニティーメンバーの可愛らしい女性がnoteを使い始めてそれに協力するつもりで自分も使い始めたら、予想以上にこれは、楽しく使えることを知り始めたところだ。

ただ、noteにとても可能性を感じている。それは、私が小さな会社が世の中を変えてきたことを、その会社の中で経験してきたことが2回あるからで、その時に感じたものと似たものを感じられているからだ。

思うに、noteこそ、独自トークンを発行してトークンエコノミーを育成して通貨発行益を膨らませて それをユーザーに還元して、経済圏をさらに膨らませてという好循環を実現できるコミュニティーになり得るように想う。

僕が縄文人の頃は、農業じゃなくて採取と狩猟だった、農業ばかりやりすぎてつまらなくなったインターネットにまた採取と狩猟をマイルドに復活してくれるといいなとnoteを使って思った。このサービス作って下さりありがとうございます。


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